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THE LAST 5 YEARS [山本耕史]

「THE LAST 5 YEARS」
東京公演:東京グローブ座
2007年9月7日(金)~2007年9月17日(月・祭)
他9公演
横浜公演:横浜BLITZ
2007年10月20日(土)~2007年10月21日(日)

出演者
山本 耕史  Jamie(小説家)
井出 麻理子 Catherine(舞台女優)

音楽
Piano/Conductor:前嶋 康明
Violin:工藤 美穂
Bass:井上 哲也
Guitar:望月 清文

作・作詞・作曲:ジェイソン・ロバート・ブラウン
演出:鈴木 勝秀


 
【ものがたり】チケットスペースより
ジェイミーとキャサリン、二人の恋愛・結婚を描いた舞台。二人が過ごした5年間を、キャサリンは愛の終わりから二人の出会いへとさかのぼり、
ジェイミーは恋した瞬間から二人の愛が壊れるまでを辿る。
まもなく作家として成功を果たすジェイミー。
彼はキャサリンと出会い、この恋に何も怖いものはない。
彼女との出会いに歓喜し、 人生を謳歌する。

女優志望のキャサリン。しかしそれほど才能に恵まれていない事に気づいている。
ジェイミーとの結婚生活が破綻するのを感じながら、彼女は人生の郷愁を歌う。
逆行する二つの時間軸が交差するのは、唯一お互いが幸せだった結婚式。
人生を分けて欲しい、一緒に歩んで行きたいと願うジェイミー。ずっと一緒にいたいと言うキャサリン。

ただ一度同じ愛を分かち合った結婚式を過ぎて、二人の関係はすれ違う
仕事で多忙になったジェイミーは、キャサリンとの意思の疎通が難しいことを嘆く。
キャサリンはジェイミーと出会い、 女優への道を歩み始める。
彼に励まされ、自分に自信が持てた彼女は、夢に向かうこと・愛することの尊さを歌う。

 



2005年の初演を観に行った時、大河ドラマ「新選組!」で山本耕史くんを素敵な俳優さんだなぁ~と
思って、大河の前とかあまりTVに出ていなかったし、「ひとつ屋根の下で」の文也のイメージが強くて、
どうでも良い俳優さんの一人だったのに、「新選組!」で演じた土方歳三に心を打ち抜かれて、耕史くんのホームグランドであるロックミュージカルを観に行った最初の作品。
初演は、耕史くんかっこ良いし、歌もうまいんだぁ~
きゃ~素敵!!!!!で終わってしまったような気がする。。。
特にそれ以外何も伝わらなかったのかもしれない…

2007年9月17日(月・祝)
1階N列38番
芝居を観るには、最適な席だった。
13列目のセンターブロックたった1度しか観劇をしない私は、初演で感じられなかった事を感じようと
時々、高性能双眼鏡を使いつつ二人の儚いラブストーリの世界を堪能。

セリフ5%に対し、歌は95%こんなタイプのミュージカルって珍しいんじゃないかなぁ~
普段、ストレートプレーをメインに観ている私にとって歌がメインになると初演を観ているとは言っても、正直どれだけ感情移入できるのであろうと少々心配ではありました。

キャサリンを演じる井出さんがキャスティングされた時に、この人歌上手かったよなぁ~
で!まだいたのね!ぎゃ~またミュージカル初体験かよー
頼むよーと観る前は思っていたんだけれど…
登場したシーン、ジェイミーと別れてどん底のキャサリン。歌と表情でズンズン伝わってきた。
さすがに、キャリアのあるシンガーだなぁ~と
(STILL HURTING)を歌う彼女を観ていると、ボロボロになっているのが、分かるんだよねぇ~
ジェイミーの机に置き去りにされた、二人の住まいだった鍵に、ピンライトが当っていてその鍵を愛おしそうに見つめるキャサリン「一日だけ ジェイミー チャンスを 話したいの」初演では感じる事の出来なかった、キャサリンの深く傷ついた心が全て分かるような気がしました。

(I'M A PART OF THAT)結婚生活も落ち着いてきて、女優の仕事よりもジェイミーと一緒にいる時間を優先し、仕事が優先のジェイミーに不満があるのに、「自分が変わればよい!!スマイル」と微笑むキャサリンが可愛らしくてたまらない。女優として才能が無い事を分かっていて、小説家として才能を発揮するジェイミーをそして家庭を守りたい!!そんな女心が「スマイル」に全てに込められているような気がして…

(MOVING TOO FAST)背を向けて落胆をしているキャサリンとは対照的に、仕事も恋も順調なジェイミー全てが順調なんだ!とハッピーなんだ!を体全部で表現している耕史くん。
体全部で、ハッピーを表現していて、同じステージの傍らに悲しみが漂っていて
そうだそうだ!この作品は、この違いを堪能するんだよーって改めて気付かされる。

(THE SCHMUEL SONG)あ!ビートたけし???と言う感じのセリフから始まって、初演ではなかったハットが登場。ジェイミーの自作の短編に登場するジュルームと時計をハットの向きと歌声で変えていく。良くハットの向きを間違えないなぁ~と関心をしつつ、ハットが無くても歌声を変えているので、ちゃんとジュルームと時計の違いが分かる。
この歌を聴きながら、耕史くん歌に伝わる表現が初演とは変わったかもしれない…
このシーンは、セットに映し出されている時計の時間が大幅に動き、時計の大きさも変化する。
このミュージカルは、時間が大切なんだと!アピールするように…

(THE NEXT 10 MINUTES)やっと同じステージにいるジェイミーとキャサリンが向き合い、愛を語り合える唯一のシーン。
今までは、片方はハッピーで、片方はアンハッピーだったのがやっとやっと観ている方もハッピーになれるシーン二人とも本当に幸せそうに「永遠の愛を誓う」たった一度の出会い。

 

(IF I DIDN'T BELIEVE  IN YOU)自分の成功をキャサリンは喜んでくれないの?どうして分かってくれないの?で感じてしまった違和感・怒りが…
ジェイミーは、キャサリンの夢を応援するとは言っているけれど、女優として全く芽の出ていないキャサリンには伝わらない。応援するって?でも支えろって?
晴れ晴れしいパーティーになんで出なくちゃいけないの?って

(NOBODY NEEDS TO KNOW)初演は、ジェイミーなんでそんなに泣くの?と言う位顔をくちゃくちゃにしていたのが、印象的だったシーン。
そこまで泣かれてしまうと、正直なんで?確か思ったような気がする。
再演は、泣いて表現をするというより泣く事を抑えて、感情を抑えて、すれ違ってしまった事を浮気をしてしまった罪悪を抑えた表情と歌声が今回物凄く良かったと思う。

(GOODBYE UNTIL TOMORROW/I COULD NEVER RESCUE YOU)
キャサリンの「Good-bye」はまた明日会いましょうね!
ジェイミーの「Good-bye」は永遠の別れ。。。
キャサリンがトピっきりの笑顔を浮かべていて、ジェイミーは傷つき・疲労困ぱいをしている顔。
キャサリンの笑顔を見ながら、ジェイミーを観ていたらもっとも対照的な表情でこの作品の難しさを一番感じてしまった。

最後に壁一面に広がる深紅のバラ
花言葉は「感嘆・熱烈な愛」

 

カーテンコール1:黙礼
カーテンコール2:
耕史くん「東京はこれで千秋楽です。他に9箇所行きます!来て下さい。
次どこでしたっけ?」と相変わらずスケジュール把握していないし…
井出さん「水戸です。」
耕史くん「僕、納豆大使なんですよ!で、次はどこでしたっけ?」
井出さん「春日部です。」
耕史くん「まぁ~色んな所に行きます!お近くの方はくるんですよ!」
挨拶のときに、自分のほっぺに指を当ててかなり可愛すぎるwwwwwwwww
カーテンコール3:
耕史くん「さすがに夜ならなんですけど、お昼なんでリリースがあると答えてしまいます。
でもさすがに3回目なので、もう何もないです!井出さん何かないですか?」
井出さん「この作品に出演できて幸せです!頑張ります!」
耕史くん「今は、3時過ぎですよね!夜ならなんですけど、韓国料理もあるし、映画館も近いし、この後も楽しんでください。」

 

はぁ~たった1回しか観ないで、初演を観ていたとしてもこの作品は語れないよなぁ~
無理にブログ書くこともないよなぁ~と思いながら書いているし、自分の中で溜飲されていないから
全然まとまらない。
でも、備忘録なのよ!このブログは!!!忘れないために書くんだから♪
と言い聞かせながら書いてはみるものの、文才ないのは分かってはいるけれど、無理っすな(T^T)
同じステージにいるのに、時間軸が違う作品はやっぱり観るほうも難しいよ。
どっちに感情移入して良いんだか分からな過ぎる。
でも、初演と違ったのは、井出さんが最後とびっきりな笑顔を浮かべていた事。
その表情を観ていたら、物凄く悲しくなった。
やっぱり来月の藤沢公演か横浜公演行くべきかなぁ~

耕史くん、歌の音域が広がったような気がするし、表情も良くなったなぁ~
もともと歌が上手かったけれど、苦しそうに高音を出す事が減ったし、歌も今まで以上に物凄く届いたし、抑えた表情が物凄く良かった。
0歳で芸能界に入って、キャリア物凄いのに彼はドンドン色々な事を吸収できる人なんだ!と改めて感じました。

井出さんは、新聞の劇評良くなかったけれど、歌はもちろんだけれど、喜びも悲しみも歌と表情で私は、キチンと伝わってきました。
今回、「初ミュージカルです~~~~って!!!」
観た方の中で比べ物にならないくらい!私は良かったと思う。

うぅ~9/17にアップをした時は、キチンと全文載っていたのに
なんだか、本日(9/20)に見たら、一部しかアップされていない。
編集画面を見ると大丈夫なのに…


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