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『きみがいた時間 ぼくのいく時間』製作発表記者会見 [キャラメルボックス]

日時:2008年1月23日(水) 14:00~
会場:日本テレビタワー ホールC

演劇集団キャラメルボックス 2008年スプリングツアー
「きみがいた時間 ぼくのいく時間」製作発表記者会見

出席者
作・演出:成井豊
出演者:上川隆也・西山繭子・西川浩幸

司会:菅谷大介(日本テレビアナウンサー)

Caramellad枠と言う事で、キャラメルサポーター代表として記者会見に参加をして来ました。(ちょっぴり大げさ???)
受付をするため、受付カウンターで名前を名乗ると製作部の方が、参加者リストを取り出して、
それを覗いて見ると、ハンドルネームが書いてある(^^ゞ
公式な場所で、ハンドルネームを名乗るとは思わなかった。(本名も書いて申し込みしたはずなのに…)
「公演企画書」なるものを頂く。
(おー取材に来た見たいじゃん!!来たんだよ。確かにね?)

キャラメルサポーター代表として、参加をしたので当然マスコミの方の質問が殺到しなければ、質問も出来ると思っていたのに、最初からNGのお達し。
キャラサポだから出来る質問もあると思うし、マスコミの質問はあまりなく、ただの見学者になってしまった事は残念だけれど、公演開始前に演出家・出演者の話しを聞けたことはとってもラッキーな事!!!

出席者登場の前に、クロノス三部作の絶妙に編集をされた映像が流れ、そこを流すかー
始まる前から泣いちゃうじゃないか!!


菅谷アナウンサーの出演者案内・役名紹介と共に
成井さん・上川さん・西山さん・西川さんの順で登場
(西川さんのピンクのベスト素敵!でも派手で目が釘付けw)

製作総指揮・加藤昌史氏の挨拶
「僕は雪男で、雪が降る日は良い事がある。いい事のある日は雪が降る。僕のジンクスがあります。」
少々冗談じゃないなぁ~と心の中で呟いていた私。
だって~~~~日テレタワーに到着するまでどれだけ寒い思いをしたか(T^T) )
「一昨日知ったのですが、上川は今年で入団20年目だそうで、20周年記念だと最初から言っておけばよかったと思いました。」
「『きみがいた時間 ぼくのいく時間』タイトルに注目して欲しい。非常に言いづらく、覚えにくい。是非!今日この場で覚えて帰ってください!」
「この作品は、クロノスを梶尾さんが観に来た時に、上川とすれ違って上川をモデルとは言い過ぎなんでしょうが、この作品を書いて下さった。キャラメルボックスのクロノスを踏まえて書かれた作品で発表をされた時からやるしかないと思って、暖めてきた作品です。」
「今回はご縁があって、西山さんにも出演頂きますが、どう言うご縁かと言うと上川が日本テレビさんで出演した『シンデレラは眠れない』以来。(上川さんと・西山さん首を振っていました。)それ以来他局にばかり出続けた上川ですが、(上川さん苦笑い)上川が初めてテレビドラマに出たのは、日本テレビさんの『鼓膜の気持ち』です。私はここを強調しておこうと思います。」(横にいた製作部の方大爆笑)
加藤さんが、今まで見たことない引きつった顔をしている~~~~
思わず、ニタニタしてしまったが、どうやらニタニタしたのは、私だけではないらしい????
話したかったことが、すっとんだらしい。
そして、私以外にニタニタしていたと思われる。菅谷アナのナイス突っ込みが???「『シンデレラは眠れない』ではなく、『シンデレラは眠らない』」と(さすが!キャラサポアナウンサーと勝手に命名!!!私は見ていたぞ!「カレッジ」の時、肩を震わせていた姿を!!そして、ナイス突っ込みはこれだけでは終わらない!!)

 

●各自の豊富
成井さん「キャラメルボックスは、23年の歴史がありますが、一貫してファンタジーを上演している劇団です。ファンタジーの定義は難しいですが私は、非現実的な事件が起こる。登場人物たちが様々な経験をして、元の世界に帰っていく時に、人間的に心理的に成長をしていく、そう言う物がファンタジーじゃないかと。その中でもタイムトラベル物に非常にこだわりがあって、梶尾さんの原作を経て今回が4作目になります。」
「『クロノス』を観た上川が、よく観に来るんですが滅多に褒めてくれない上川が褒めてくれたんです。その上川が4作目の作品に出てくれるのが凄く嬉しいです。」
「一昨日稽古が始まって、上川を中心に和やかなカンパニーになっています。脚本は第二稿の後半まで出来ていて、後は稽古をしながら皆で完成稿作っていこうと思います。」
(成井さんのワンショット写真がない…加藤さ~~~~~~~~ん)

上川さん「久々のキャラメルの舞台に立つわけで、これからは枕詞のように三年振り・三年振り言われ続けると思いますが、リラックスをして普通の状態で舞台に臨んでいます。」
「20年在籍している劇団は、あってしかるべき場所として再認識をしています。
自分が一番見知っているフィールドで今回も楽しんで芝居をしたいと思います。」


西山さん「舞台の経験があまりなく、今回の舞台も5年ぶりで稽古が始まってから皆さんに助けていただいて、今は前に進むしかないと言う状態で頑張っています。」
「キャラメルボックスの舞台は、リピーターが多くて楽しみにされている方が多いので、その期待に添えるように頑張りたいと思います。」


西川さん「今日僕は、何故この場にいるのか良く分からなくて、どうして僕が選ばれたんだろう?ちょっと疑問がありまして、今日は出演者を代表してこの4人の中に加わったと思っています。上川・西山を合わせて西川になったのかな?」(一部のみ大爆笑このギャグを分からないなんて勿体無い!!なんで分からないの???)


そして、このギャクを分かった男が一人
菅谷アナウンサー「後は、上山がいれば完璧ですね。」
西川さん「そうですね。」
(さすが~~~~と叫びたくなってしまった。) 

●クロノス4作品目を上演する意気込み
成井さん「クロノスシリーズではあるが、過去3作はクロノスジョウンターと言うタイムマシーンがメインでしたが、今回はクロノススパイラル新しいタイムマシーンがメインです。
この2つのタイムマシーン製作に関わったのは、西川演じる野方。
この2つは全く違うが、共通点もあってどちらのタイムマシーンにも欠陥があると言う事。クロノスジョウンターは過去にはいけるんだけれど、5分間しかいられない。
今回のクロノススパイラルは、39年前にしか行かれない。行きたいところにいけない。」
「作品の内容に関わりますが、上川演じる秋沢が西山さん演じる妻の絋未の死にあたって、何とか妻を助けたい。事故を未然に防ぎたい。でも事故の瞬間にタイムトラベル出来ないので、39年前に言って39年間待ち続けなくてはならない。その欠陥が面白いと思って、SF小説・映画は普通自由にタイムトラベル出来て帰ってこられるのに、梶尾先生の作品は自由にタイムトラベル出来ない所が面白い。
過去3作と異なるところは、行くは良いけど39年間待たないとならない。
過去3作品は、短距離で、今回は長距離。」

●上川隆也とは
成井さん「TVや映画で忙しいはずなのに、しょっちゅう稽古場に来るんですよ。稽古を見ていて、稽古が終わった時に後輩の役者達を隅に呼んで耳打ちをしてネタを仕込むんですよ。
こそこそやらずに、僕に直接言ってくれれば良いのにって思うんです。」
西川さん「上川くんは、本当に自然で僕は5年ぶりになんですが、昨日までやっていたよねって感じで、ふと見るとジャージを着ていて。昨日も若者達が稽古前に2時間くらいエアロビックスの練習をしていて、既に彼はいてそれに混じって一緒にやっているんですよ。
それが終わったら、これで終わりにしたいと思いますとか行ってこれから本番なんですけどって感じで、彼自身がタイムマシーンを持っているんじゃないかと思って。いつも僕らに自然体に接してくれます。」

●西山繭子さんとは
西山さん「稽古の前日は寝られなくて、転校生の気分で凄い緊張していたんですが、皆さんが和やかに迎えてくれて…」
「節目の日が稽古初日で気合が入るなと、皆さんにケーキで祝っていただきました。」

成井さん「良い偶然がある公演は、きっと上手くいく。それがあったので余計に祝っちゃいました。30歳には見えないですよね。」

上川さん「「8年前にご一緒していますが、一つの集団に入ってくるのは、相当の覚悟がいると思うんです。初日どうやって西山さんをお迎えするが考えていたのですが、取り越し苦労でした。西山さんがニコニコしながら稽古をしてくださって胸のつかえ取れました。
今年前半を一緒に過ごすのですが、今後振り返ってみることも一瞬あると思うのですが、30歳の時あの公演で30歳を迎えて良かったと思って貰えればとと思います。」

●西川浩幸にとってのクロノスシリーズとは
「4つのシリーズで同じ役で違う作品に出られるのは、滅多いないことなので、僕自身も初めてですし幸せだと思います。
舞台化が決まったときに、原作を読ませていただいたのですが、野方の事が、眉毛が太くて小柄だって書いてあるんです。以前の作品には書かれていないことなので、これは梶尾先生からのメッセージじゃないかと思っています。”西川くんにやってもらうんですよ。僕はそのつもりで書いているんですよ。”非常にやりづらいなっとでも、やる気を出させていただいています。野方を楽しみたいし、もっともっと変わって行きたいと思います。」
 

●自分がモデルに書かれた秋山とは
「その話しを聞いたのは、舞台化が決まって原作を拝読した後だったんです。読んでいる最中とつゆほども思っていなく、寝耳に水の話でした。
梶尾さんとお会いしたのは、サンシャイン劇場のロビーですれ違った一瞬なんです。会ったとは言えない位です。
“この男は、思い込みの激しそうな男だなって思ったらしいのです。”それで秋沢を造形されたらしくて、これは実に心外で(一部のみ笑い)僕自身思い込みが激しい生き方を全くして無いので、自分との共通項が無いので自分がモデルに書かれたと言う風に思わなかったんだろうという結論に自分中で達しました。これから秋沢に近づく作業が一歩一歩始まっていくんだと思います。」

●さすが!キャラサポアナウンサーの本領発揮の場が遂に現る!!!
菅谷「静粛な場ですが、上川さん43歳と言うことで厄年は終わった?」
上川「まだ、42なんですけどね。もうすぐで43で後厄は終わりましたが、それが何か?」(超高速突っ込み・前説以外でこれが見られるなんて!!)
菅谷「前厄・本厄・後厄の時は、キャラメルボックスの舞台を踏まなかったと」
上川「そう言う事ですね。それが何か?厄年の年に大河とかやってましたけど、そっちのほうが問題でしたかね?」
「で、僕はどうすれば良いんですか?」
菅谷「すいません。僕が無茶振りをしました。」
(場内大爆笑!!!!会場の特に、一部が笑い続けていた!!もう!!スタンディングオブベーションを贈りたかったくらい♪
ありがと!!菅谷アナw)

●今作品の意気込み
成井さん「タイムトラベルものが本当に好きなんです。日本一ではないかもしれませんが、小説・映画・アニメは極力観るようにしているんですが、舞台というのは生身の人間がやるんですよね。舞台の上にタイムマシーンを置いて・乗ってそれをやるのは恥ずかしいんじゃないかって思っていたんです。
ずっと、キャラメルを作ってから躊躇っていたんです。昔は「時をかける少女」のように薬品を飲んでタイムトラベルをするとか、タイムマシーンを出さずにタイムトラベルをすると言うのをやっていたのですが、クロノスと出会って3年前にクロノスを上演してみてあんまり恥ずかしくなかったんです。自分がやりたかった事をやっと出来たんです。そして面白かったんです。タイムトラベルもの専門家としては、これがタイムトラベルものなんだ、これがタイムマシーンなんだって芝居を作り上げたい。ただしそれは欠陥商品でそこがまた良いとこだなぁ~って思うんです。人間がけして乗り越えられない時と死を欠陥商品であるタイムマシーンに乗り込んでまで、時と死を乗り越えようとする主人公を応援したくなるし感情移入してしまう。運命と戦う男。本当に楽しみです。
自分で書いて、演出をしなければならないのですが、本当にやりたかった事なので、精一杯頑張ります。」

上川さん「キャラメルボックスのラインナップの中でもタイムトラベルものって、得意技というのは言い過ぎかもしれませんが、成井豊の持ち味が十二分に発揮できる作品だと劇団員として思っています。そういった伝家の宝刀をまた抜く、誰も話をしていませんが、キャラメルボックスでは初めての二幕の作品で、新しい試みが詰まっている中でそして、伝家の宝刀を抜く作品に参加を出来る事に喜びを十二分に感じ内に秘めております。」

西山さん「クロノスシリーズは、皆さんに愛されている作品なので出させていただく事は嬉しくもあり緊張もします。
以前出演した作品(フォーティンブラス)も緊張したのですが、楽しかった事しか日記に書いていなかったので、今回もそんな日々が待っているのだなぁ~と」

西川さん「先日、カラオケに行きまして滅多に行かないのですが、劇団の人間と行きまして、そこにジョイサウンドうたスキと言うのがありまして、それで歌うと得点が掲示される。それを全国の方と競って、その中に上演をしたクロノスのテーマ曲がありまして、舞台の映像が流れるんです。それが非常にかっこ良かったんです。僕はビデオでもクロノスを観たことが無くて、初めて映像で見たのですが非常にかっこ良くってこの芝居観てみたいねぇ~って話になったんです。なのできみ時間もカラオケの映像に流れるようになって、それを見た方が、この作品を観たいねと思っていただけるような、クロノスを超えるような作品にしたいなと思います。」

フォトセッション開始。成井さんが…(T^T)

成井さんがタイムトラベルものを愛して止まない気持ち、そして自分のやりたかった作品をやれると言う
熱い思いを聞き、絶対に良い作品になる。(何様だ??)
そして、私はそこから何を感じる事が出来るのであろうかと、ちょぴり楽しみでもあり不安にもなり。
舞台と客席は1対1負けませんよ!(何を?)
成井さんの話しを聞いていて、早く観たいぞ気持ちが倍増してしまった。

上川さんは、キャラメルの前説では、高速突っ込みは当たり前で、他の場所では石になるたっだのに、時が経ったんだなぁ~と消されるので、コッソリ書きますが…(昔、番組観覧を見に行った時「上川さ~~~ん」と声か掛けたら石になったのが懐かしい)
公式の場でも高速突っ込み炸裂!!

西山さんは、緊張されていたのが伝わってきました。確かに出来上がっている集団一人入るって言うのは大変な事。
が!板の上に立てば、ベテランも舞台経験が少ない人も関係ない。
どんな絋未を演じてくれるのか期待しています。

西川さんは、西川さんの優しさが存分に伝わってきました。
本当に優しい方なんだな。こんなざわざわした場所でも、その雰囲気が伝わってくる。
そして、野方を演じるにあたっての意気込みを感じさせていただきました。
梶尾先生の次回作、野方主演の舞台化して欲しいなぁ~

 

●昨日の製作発表の記事
スポーツ報知
「上川隆也、3年ぶりの舞台に「気合入ります」

中日スポーツ
「3年ぶりの古巣 上川隆也が舞台に出演へ」

日刊スポーツ
「上川隆也3年ぶり舞台、キャラメル公演」

ZAKZAK
「上川隆也が主演舞台「きみがいた時間─」の製作発表」

Yahoo!
「上川隆也が、3年振りに“ホームグラウンド”である劇団の舞台に立つ。」

MouRa内、MoPiX
「上川隆也がタイムマシンに乗る!? キャラメルボックス『きみがいた時間 ぼくのいく時間』製作発表レポート」


タイトルが全て上川さん…(分かってはいるが複雑。。。)


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サブリナ

初めまして。
記者会見の様子、本当に詳しく書いてくださってありがとう
ございました。現場の様子が想像できて、楽しい気分にな
りました。良い作品になりそうですね。見にいけるかな、私は?^^
楽しく拝読させていただきました。
by サブリナ (2008-01-24 20:04) 

チンチン電車

南波王夜さんとの2部作
嬉しく拝見いたしました。
by チンチン電車 (2008-01-24 22:16) 

ひまわり

お疲れ様でした。
とても興味深く読ませていただきました。
ますますワクワク度UPです。(笑)
by ひまわり (2008-01-24 23:08) 

花れんげ

1枚目の写真に、「お、新しいクロノス?」と思っちゃいました(^^;

成井さんの熱さがよく分かります。
私は既に原作は読んじゃってるんですが(公演告知前)、
それでも何か予期しないものが観られるのではとワクワクしてきました。
でもやっぱり一番の楽しみは野方なんですけど。

菅谷さんと上川さんのガチンコ、目撃したかったです(笑)。
熱いレポ、ありがとうございます!
by 花れんげ (2008-01-25 00:22) 

まなひ

サブリナさん>いらっしゃいませm(_ _)m
>記者会見の様子、本当に詳しく書いてくださってありがとう
そう思っていただけるのが、本当に一番嬉しいです。

観に行けると良いですね!!



チンチン電車さん>いらっしゃいませm(_ _)m
南波王夜さんと同じ場にいたのに、微妙に違っていましたね。
お読み頂いて、ありがとうございました。



ひまわりさん>会場で話を聞いた私もワクワクしています!
劇場で、ワクワク出来ると良いですねw



花れんげさん>
原作は、観劇後読もうと思っていますが、どうやら原作にはないものを梶尾先生は成井さんに託しているようなので、既読の花れんげさんの予期しないものが出来上がってくるのでは???

>菅谷さんと上川さんのガチンコ、目撃したかったです(笑)。
これが、一番楽しかったです(笑)
by まなひ (2008-01-26 01:16) 

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