桂三枝・春風亭小朝“東西落語名人会”

『桂三枝・春風亭小朝“東西落語名人会”』
2008年4月26（土）　13：30　グリーンホール相模大野　大ホール

 

本日の番組
にぎやか寿司　　桂三段
井戸の茶碗　　春風亭小朝
中入
大神楽　　翁家勝丸
誕生日　　桂三枝

2階11列28番
地元でやるのをチケットMoveで見つけたけど、発売日を失念して残念な事に後ろの席…
ほぼ満席の状態で、客層は少々高め。

桂三段さん
三枝さんのお弟子さんで、巡業公演の前座の方の枕は地元ではないけれど、「○○とは、縁がありましてこちらとは、少々北の北海道出身です。」と
前回、小朝さんの独演会を聴きに行った時も前座の林家ひろ木さんも同じ事を言っていたなぁ～と。
夜お腹を空かして食べるところを探していたら、お寿司屋さんの明かりが点いていたので入ってみると、食べる寿司どれもが新鮮度にかける。
当然流行るわけがないので、大将が一人賑やかに盛り上げるお噺。

春風亭小朝さん
今回も枕は離婚ネタですか。。。
前回の独演会も枕は離婚ネタ。。
当面離婚ねたを引っ張るのであろうか。
今回は、キム兄と辺見えみりさんの離婚がリアルタイムだったからかもしれないが、芸能人は紙切れ一枚で離婚発表はしてはいけないらしい。（金屏風の前ででやる方がどうかとも思うが…）
お金に困った浪人が正直者と評判の屑屋の清兵衛に屑とは別に、200文ですすけた仏像を買ってくれと頼み、清兵衛は利益の半分はお渡ししましょうと。
細川の屋敷前を通っていたところ、若侍に呼び止められてすすけた仏像を300文で買って貰うが、若侍がすすを拭いていた所、仏像の下の紙が剥がれて中から50両が出てきて、清兵衛を通して浪人に返そうとするが、売った浪人は貰えないと押し問答。
では、貰うのではなく何かを若侍に売れば良いと、茶碗を若侍に持っていったところ、大層な一品で藩主が気に入り、300両でお買い上げ。当然浪人に渡そうとするが押し問答。
人情噺だと思うけれど、涙涙ではなくひたすら笑い続ける。
落語を聴き始めて間もないし、沢山の噺家さんの噺を聴いてはいないけれど、小朝さんは本当に面白い。
同じ真打の人でもおもろくない人もいるし。
この凄さは何だろう？また聴きに行こう。

翁家勝丸さん
大神楽を生で初めて生で観た。
曲芸と言えは、傘回しの海老一染太郎・染之助さんをテレビで良く正月に昔見たなぁ～
ボール３つでお手玉をしたり、神楽にボールを乗せたり、時々ボールを落としたりで、落とすのもネタの内なのかな？
傘回しの時に客席からボールを投げる人を募集していて、１階席だったら投げたかったなぁ～
２階席から手を挙げたけど、やっぱりダメだよね。。。
高座にドラえもんのぬいぐるみが置いてあったので、きっと傘回しの時に回すんだろうなぁ～と思って楽しみにしていたら、最後に「ドラえもんを回します！」と言ったのでウキウキしていたら、懐から超ミニドラえもんが…

桂三枝さん
長い～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～枕
長過ぎるだろう
こんな長い枕をするんだったら面白かったけれど、もう１席噺を聴きたかったな。
新婚さんいらっしゃいの話から、どこの県だったかなぁ～銀婚式を迎えた夫婦のイベントで、新婚さんいらっしゃいの様に手をつないで登場して下さいと話をしたら、手をつなぐ練習をする夫婦や１組の夫婦がいなくなってしまったりと。
結婚直後は、熱々の夫婦も時が経つとその熱々はなくなり、奥さんは旦那さんの朝の見送りも無く、帰宅時は寝ていて、旦那さんは昔はそんなんじゃなかったと。奥さんも昔はそんなんじゃなかったと。
お互いの行動や身なりのことを言ってみたり。
年齢層が高めの客席だったので、周り中が大爆笑の渦。
我が身を重ねて聴いているんだろうなぁ～と客席を見ているのが、最高に楽しかった。

楽しかったなぁ～と思いつつ、出来れば三枝さん・小朝さんもう１席ずつやって欲しかったな。
中入の時に、係りの人に「今日の番組は、終演後張り出されるのですか？」と聞いてみたら
「番組？？？」と聞かれて、うむ？番組と言うのではないのか？
今度友人に聞いてみよう。