五右衛門ロック

新感線☆RX『五右衛門ロック』
東京公演：2008年7月8日（火）～2008年7月28（月）　＠新宿コマ劇場
大阪公演：2008年8月8日（金）～2008年8月24日（日）　＠大坂厚生年金会館大ホール

 

 

ものがたり（パンフレットより）　

おきのカモメに尋ねてみれば、荒れに見えるは海の果て、神秘のお宝《月生石》、山ほど眠るタタラ島。
　いいや、そいつはおいらのもんだと、海路はるばる敷島の、大和の国からやってきた、女泣かせの男前。
　らりるれロックのリズムに乗せて、おっとてめえは三条河原、釜茹でされた大悪党、石川五右衛門じゃあねえか！？
　はまの真砂は尽きるとも世に尽きねえのは女の欲。
五右衛門盗んだお宝を、独り占めしようと企むは、性根は悪いがイイ女。
その名も艶な、真砂のお流。
　ごよう！御用！と五右衛門を、十手片手にしろたへの、波を蹴立てて追ってきた、頑固一徹お役人、姓は岩倉、名は左門字。
　元にも描けねえ南国の、トロピカルな景色のその裏で、愛と憎悪の愚かな戦い。
　もうけのためなら心も売ると、くるくる回る武器商人、ペドロ・モッカの口車。
バラバの国の大将軍、ボノー＆女房シュザク、復讐誓う優男、カルマ王子を押し立てて、狙うはタタラの王の首。
　んなこたぁさせじと迎え撃つ、ガモー将軍守りしは、女が惚れても男が惚れる、この島一の男伊達、タタラの英雄、クガイ大王。
　だましだまされ五右衛門が、クガイの手に落ち地獄穴、闇の中で出逢いしは、女だてらの穴掘り隊長、その名がインガ。
女の顔見て五右衛門が、「お、お、おめえは……！」と驚いた！
ぜったい絶命、危機一髪。めぐりめぐった因果の糸、たぐりたぐって男と女。
はたして《月生石》の秘密とは？謎の男、クガイの正体とは？
そして五右衛門とお竜、アブねえ恋の行方とは？

出演者
古田　新太　　石川五右衛門
松雪　泰子　　真砂のお竜
森山　未来　　カルマ王子
江口　洋介　　岩倉左門字
川原　慈英　　ペドロ・モッカ
濱田　マリ　　シュザク夫人
橋本じゅん　　ボノー将軍
高田　聖子　　インガ
粟根まこと　　ガモー将軍
北大路欣也　　クガイ
他

作：中島かずき
演出：いのうでひでのり

2008年7月25日（金）18：00　
1階36列72番

初めてのコマ劇場！
あまりの大きさにびっくりをし、こんなホールをいっぱいに出来る新感線って凄い。

話としては、無茶苦茶だけれど観ていてワクワクする。
心で感じるというより体で感じる感じ。
観ていて感じたことは、私にとって面白い本に出会った時と同じ感覚。
早く次！次！と思いつつ終わって欲しくない。

新太さん、かっこ良いなぁ～痺れる位に。
粋な男だった。こんな粋な男の人に会ってみたい。

北大路さん、殺陣捌きが鮮やかで、無傷の時と傷を負ったときの動きが全く違う。
しかも存在感が抜群で、これが大物と言うのであろう。

江口さん、今回江口さんが出演するので絶対に観てみたいと思った。
江口さんに大感謝！
京都所司代なのに、ギター侍で結局五右衛門とリスペクトしっちゃたり、コミカルだけれどかっこ良い。
歌うところ久々に観たなぁ～

松雪さん、綺麗です。当たり前だけれどね。
最後、峰フジ子だよね？絶対に(笑)
啖呵を切るときに「よ！姐御」って感じがして、胸がスッとする。
でもね。発声が高くて頭が痛くなってくるんだよね。
声が高いと台詞聞き取りづらいし、私声の高い人苦手。

未来くん、あっちこっちで評判が良かったので、やっぱり評判どおり。
しなやかで繊細でしかも声が良い。
タップ生で観られたし、『RENT』のマークかなり楽しみだなぁ～

コマ劇場の音響のせいかも知れないし、大音響のせいかも知れないし、席が一番後ろのせいかも知れないけど、一部台詞が聞き取れず、ぼぁ～んとなってしまったのが残念。
舞台を観て久々に体が楽しんだ感じ。
観られて、あの場にいられて楽しかった。

コメント 2

やっぱり生演奏は最高だ！！！
by あさみん (2008-10-13 01:19) 

あさみんさん＞生演奏は、体への響き方が違うし、最高！！！
by まなひ (2008-10-13 03:30)