RENT [ミュージカル]
『RENT』
2008年11月7日(金)~2008年12月30日(火) @シアタークリエ
【ものがたり】公式HPより
映像作家のマークと、友人で元ロックバンドのボーカル、ロジャーは、NY・イーストヴィレッジの古いロフトで暮らしている。夢を追いかけている彼らだが、お金は無い。家賃(レント)を滞納し、クリスマス・イブに電気も暖房も止められてしまう。
ロジャーの元恋人は、ドラッグ中毒の末エイズにかかったことを知り自殺してしまう。以来ロジャーは部屋に引きこもったまま。自分もHIVに感染しているが死ぬ前に何とか後世に残る曲を書きたいと願っている。イブの夜、ロジャーは下の階に住むミミに出会う。ストリップクラブでダンサーとして働く彼女もまたHIV感染者であったが、それを知らないロジャーは彼女に惹かれながらも自分がHIV感染者である事に負い目を感じ、なかなか素直になれなかった。
一方マークはパフォーマンス・アーティストのモーリーンに振られたばかり。彼女の新しい恋人は男性ではなくジョアンヌという女性弁護士だった。
そんなさえない彼らに電話をかけてきたのは、親友のトム・コリンズだった。近くにきていると言った直後に彼は強盗に襲われる。代わりにロフトを訪れたのは、かつてロジャーとマークのルームメートだったベニーだ。家賃の催促に来たのだ。彼は今や資産家の娘と結婚しそのビルのオーナーになっていたが、周囲のホームレスを追い払おうとしたり、ビルにマルチメディア・スタジオを作ろうとしたりして、地域住民の敵となっていた。そしてロジャーとマークに家賃を払うか、モーリーンが行おうとしている抗議ライヴを中止させるのかを迫ってきた。しかしベニーはベニーで、若き芸術家が自由に活動できるようにスタジオを作ろうとしているのだ。その頃、強盗に襲われ路上で怪我をしたコリンズは、ストリート・ドラマーのエンジェルに助けられる。傷の手当をしながらコリンズがHIVに感染していることに気付いた彼もまたゲイでHIV感染者であった。2人は互いに惹かれていく・・・
モーリーンのライヴの後、ロジャー、マーク、コリンズ、エンジェル、モーリーン、ジョアンヌ、ミミ達は、近くの溜り場、「ライフ・カフェ」に集まった。そこには成金ベニーとその義理の父親であるミスターグレイがいた。彼らに対し若者達は、貧しくても夢を追い続けるアーティストの誇りを懸命に伝えるのだった。そこでロジャーはミミが自分と同じHIV感染者と知り、お互いの気持ちを打ち明けようやく恋人同士となった。
そして年が変わり、季節が過ぎ、みんなの関係も少しずつ変わっていった・・・
ロジャーはミミの部屋で暮らし始めていたが、元恋人ベニーへの嫉妬と、また病魔とドラッグに彼女が蝕ばまれてゆくのを見ていられず、彼女と距離を置き、ギターも売り、曲を書くのをやめ、サンタフェへ旅立って行った。
モーリーンとジョアンヌはお互いの価値観の違いから喧嘩ばかり。
マークは自分の作りたいドキュメンタリー作品ではなく、お金と生活のために仕事を始めた。
幸せに暮らしていたコリンズとエンジェルのカップルにも別れが待っていた・・・
そしてまたクリスマス・イヴがやってきた。みんなが離れ離れになっていた。そんな彼らが再び会い、見たものは・・・
出演者
森山 末来 マーク・コーエン
Ryohei ロジャー・デイビス
(Wキャスト:K)
米倉 利紀 トム・コリンズ
Jennifer Perri ミミ・マルケス
(Wキャスト:DEM)
辛 源 エンジェル・シュナール
(Wキャスト:田中ロウマ)
Shiho ジュアンヌ・ジェファーソン
Mizrock モーリン・ジョンソン
(Wキャスト:望月英莉加)
白川侑二朗 ベンジャミン・コフィン3世
安崎 求 ミスター・ジェファーソン 他
Eliana ミセス・コーエン 他
Junear Seasons of Love ソリスト 他
彼方リキト ゴードン 他
中村 桃花 アレクシー・ダーリン 他
戸室 政勝 スティーブ 他
YOKO ミセス・ジェファーソン 他
高良 舞子 スウィング
田村 雄一 スウィング
脚本・作詞・音楽:Jonathan Larson
演出:Erica Schmidt
2008年12月29日(月)14:00 15列14番
テーマは、夢、友情、自由、芸術、ドラッグ、エイズ、生、死
2006年にシアタークリエって言う、芸術座を建て替えて新しく出くる劇場で、
上演をしてかつ出演者はオーディション。
山本耕史さんが役者人生を変えた作品と何度も言っていたし、『tick,tick…BOOM!』も良かったし多分観るであろうと思っていた。
オリジナルも日本版オリジナルも知らないし、CDも映像も見たり聞いたりしなかった。
唯一知ることの出来る情報は、あらすじのみ。
ステージは、マークとロジャーの住む、四畳半くらいの部屋があり、ブロードウェイで上演をしていたとは思えないシンプルなセット。
今回のプロダクションは訳詩も衣装もセットも変えているそうなので、同じではないけど。
予習を何にもしていないせいもあるけど、歌の部分が殆ど聞き取ることが出来ず。
劇場のせいなのか、PAのせいなのか分からないけれど、歌が籠もってしまって(全く反響をしない)聞き取れず。
そんなこともあり、『RENT』の良さが、全くといって良いほど理解が出来なかった。
『RENT』の借りは『RENT』でしか返すことが出来ないので、どうやら今年来日公演があるようなので、その公演に備えようと、今更ながらDVDとCDを購入。
2008年の映画のDVD
1998年日本人キャストのCD
CDを聞いて、DVDを見て何も感じなければ、私には合わないんだろうと思う。
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