蒼の乱 [新感線]
東京公演:2014年3月27日(木)~2014年4月26日(土)@東急シアターオーブ
大阪公演:2014年5月8日(木)~2014年5月27日(火)@梅田芸術劇場 メインホール
2014年4月26日(土)12:30 2階6列31番
【ものがたり】HPより
時は平安時代。
都では中央集権の政のもとに朝廷では貴族たちが贅沢三昧にくらし、地方の民たちには税が重く課され貧しい暮らしを強いられていた。不満のたまる地方の民たちは小さな叛乱を起こしては貴族によって封じられていた。
あるとき、左大臣の屋敷で国の行く末を占っていた渡来衆の一団が、国家大乱の卦を出したことを口実に武士たちに襲われた。窮地に追い込まれた彼らの長である蒼真(天海祐希)と蒼真の親友、桔梗(高田聖子)は、坂東から京に出てきていた将門小次郎(松山ケンイチ)に救われる。
蒼真と小次郎の運命の出会いである。
二人はその運命に導かれ夫婦となり、小次郎の故郷・坂東の地を目指し都を後にする……。
そこに都を騒がす大盗賊、帳の夜叉丸(早乙女太一)が現れ、蒼真達を海賊・伊予純友(粟根まこと)のもとへと連れていく。純友は、実は蒼真たちにとっては渡来の仲間。彼は小次郎に、国をひっくり返してともに新しい政府を立てようと誘うのだった。その様子を伺っていたかのように、純友の元に現れたのは朝廷に仕える弾正淑人(梶原 善)。何を企んでいるのか、単身、宿敵の海賊の頭領・純友に会いに来たのだった。
一方、坂東に戻った小次郎と蒼真は、彼の叔父と国司、その妻・邦香(森奈みはる)らの蛮行に坂東の民は苦しめられ続けていたことを目の当たりにし、小次郎の“生涯の友”である相棒・黒馬鬼(橋本じゅん)と一緒に彼らを一気に蹴散らす。そこに再び夜叉丸が現れて今度は小次郎を蝦夷の大王・常世王(平 幹二朗)に会わせたいという。常世王の隠れ住む山奥で、王は小次郎に「この東国に小次郎が望む国を作ってほしい」と語る。
その話に共感した小次郎は純友と常世王と共に反乱軍を組織し長となり“将門新皇”として朝廷と戦うが、ある出来事をきっかけに行方をくらましてしまう。そこで妻である蒼真が小次郎の意志を継ぐ者として、“将門御前”と名乗り、反乱軍を率いていくことになるが……。
出演者
蒼真 天海祐希
将門小次郎 松山ケンイチ
帳の夜叉丸 早乙女太一
弾正淑人 梶原善
邦香 森奈みはる
伊予純友 粟根まこと
桔梗 高田聖子
黒馬鬼 橋本じゅん
常世王/奥の大殿 平幹二朗
他
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
久々に千穐楽のチケット取れた。
座席見たらこれでS席かぁ~と少々落胆したけど。
新感線をこの数年観ていて私が感じた感覚は、コテコテで勧善懲悪な作品。
しかも最近観ている作品は私的にイマイチだった。
個人の思いじゃなくて自分の国や民を守りたい。
その思いが揺れ動いたり、悩んだりするけど、でもやっぱり個が強くなったりする。
将門はただただ坂東を守りたかっただけだけど、ただ優しすぎてそれが裏目に出て何が正しいのか分からなくなってしまった。
将門の揺れによって敵味方が突然変わるので、観ていて将門が正しいのか蒼真が正しいのか分からなくなってしまった。
だって将門御前となった天海祐希さんの迫力凄いんだもん。
あまりの迫力に悪い人に違いないと錯覚に陥ってしまった。
坂東を守りたいと命を賭けた思いはやっぱり天上人には届かないような感じだけど、それは戦乱の世であっても現代でも全く変わらないかな。
勧善懲悪はやっぱりすっきりしたけど、最後めっちゃ爽やかな終わり方で、戦乱の世の汗と血まみれなのを一気に吹き飛ばしてくれた。
千穐楽恒例のお煎餅も無事に貰えた♪
せっかくだしオリジナルソフトドリンク「空の風」飲んでみた。
うぅ~微妙…
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