通し狂言 伽羅先代萩 [歌舞伎]
平成26年(第69回)文化庁芸術祭協賛 11月 歌舞伎公演『通し狂言 伽羅先代萩』
2014年11月2日(日)~2014年11月25日(火)@国立劇場 大劇場
2014年11月2日(日)~2014年11月25日(火)@国立劇場 大劇場
2014年11月15日(土)12:00 3階8列54番
【ものがたり】ちらしより
寛文年間(一六六一〜七三)に起きた仙台伊達家のお家騒動「伊達騒動」は世間を賑わし、歌舞伎や人形浄瑠璃を始め、講談、小説、映画など様々なジャンルの題材に取り上げられました。その作品群「伊達騒動物」の中の代表作が『伽羅先代萩』です。
序 幕 花水橋の場
放蕩に耽る奥州五十四郡の大守・足利頼兼が廓の帰りに悪人たちから襲われますが、力士の絹川谷蔵とともに蹴散らします。
二幕目 足利家竹の間の場
頼兼の隠居後に跡継ぎ となった若君鶴千代を我が子の千松とともに懸命に守る乳人政岡。彼女を追い落とそうと、悪臣・仁木弾正の妹八汐が画策しますが、同じ家中の沖の井や松島に逆にやり込められます。
三幕目 足利家奥殿の場
管領・山名宗全の 奥方栄御前と八汐の若君毒殺計画の犠牲となった千松。その死を眼前にしながら耐える政岡の肚芸と、一人になって初めて我が子の死を嘆くクドキが、大きな見どころです。
同 床下の場
忠臣の荒獅子男之助の勇壮な荒事と、古怪な雰囲気漂う仁木の花道の引っ込みが眼目です。
大 詰 問註所対決の場
詰所刃傷の場
悪臣方に有利に評定が進められる所へ、管領の細川勝元が颯爽と現れ、鮮やかに評決を覆します。続く「刃傷」で仁木は、忠臣の渡辺外記左衛門へ刃傷に及び、最後の抵抗を試みます。
出演者
乳人政岡(奥殿) 藤田藤十郎
仁木弾正妹八汐 中村翫雀
乳人政岡(竹の間) 中村扇雀
仁木弾正 中村橋之助
田村右京妻沖の井 片岡孝太郎
絹川谷蔵 中村松江
渡辺主水妻松島 中村亀鶴
侍女澄の江 坂東新悟
渡辺民部 中村国生
山中鹿之助 中村虎之介
鷲の嘉藤太 市村橘太郎
大江鬼貫 片岡亀蔵
大場道益妻小槙 坂東秀調
荒獅子男之助/渡辺外記左衛門 坂東彌十郎
栄御前 中村東蔵
足利左金吾頼兼/細川勝元 中村梅玉
通し狂言で『伽羅先代萩』を観たの初めてかな?
三幕目は何回か観たことあるけど。
芝のぶさんが出演するのが、二幕目、三幕目なので頑張って観なくちゃ!と思うんだけど、
お話がまったりしていて、何度も意識を失う。
奥殿だけを観たときは、政岡が鶴千代を命をかけて守り、息子の千松までもが命をかけて鶴千代を守り抜いたの感動したんだけどな。
あの感動を今回は得られなかったのが残念。
芝のぶさんは、腰元栗橋役でご出演。
大詰は二幕目、三幕目の女の戦いから変わり、今度は男の戦い。
どちらも主君を守ると言う点は同じだけど勧善懲悪がはっきりしていたので、観ている私としては大詰は物凄く楽しめた。
橋之介さん演じる仁木弾正がもう少しふてぶてしさ?があった方が良かった気がする。
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