第21回稚魚の会・歌舞伎会合同公演 [歌舞伎]
2015年8月13日(木)~2015年8月17日(月)@国立劇場 小劇場
2015年8月15日(土)13:00 1列24番
2015年8月16日(日)13:00 3列22番
いつかは観に行きたいな!と思っていたけど、今回芝のぶさん出演されるのでやっと観に行くことが出来た。
「本朝廿四孝」
長尾謙信館十種香の場
【ものがたり】ちらしより
武田家の一子勝頼と長尾家の息女八重垣姫は、両家を和睦させるために将軍家が決めた許婚同士。
武田家の重宝「諏訪法性の兜」を長尾家が借りたまま返さないことで両家は不和になっています。
「十種香の場」では、将軍暗殺の犯人を突き止められない責任をとって切腹した勝頼を思い、八重垣姫がその菩提を弔っています。
しかし死んだはずの勝頼が、花作りの蓑作として前に現れ、実は生きていたことがわかります。
八重垣姫は恋慕の情を燃やし、腰元濡衣にその恋の取り持ちを必死に頼みますが、
死んだ勝頼の身代わりと恋仲であった濡衣は意外なことをその条件とします。
八重垣姫の恋の行方は……。
出演者
八重垣姫 中村芝のぶ
花作り蓑作実は武田四郎勝頼 大谷桂太郎
白須賀六郎 松本錦次
原小文治 尾上音之助
長尾入道謙信 市川河童
腰元濡衣 中村京球
芝のぶさんが3姫の中の1姫八重垣姫を演じる。
昔、赤姫観たことあるけど、こんな大役を観られる日が来るとは思っていなかった。
裏梅会経由で芝のぶさんにチケットをお願いしていた。
上演が始まり物凄い席用意して頂いたことに驚く。
何の邪魔もなく芝のぶさん演じる八重垣姫が目の前で演じている。
肉食系姫が可愛いらしくてため息しか出ない。
顔も知らない許嫁が切腹したのを悲しんでいたと思ったら、勝頼に似ている(実は本物)人見つけたら弔い止めちゃうところが武家の姫と言うか女は強。
目の前にいる八重垣姫を息をするのも本当に嫌だという思いで追い続けた。
京珠さん演じる濡衣が艶っぽくて美しかったんだけれど、ちらちら見てはいたけれど、芝のぶさんの八重垣姫多分もう観られないだろうと思うとどうしても…
新歌舞伎十八番の内「素襖落」
【ものがたり】
ふと伊勢参宮を思い立った大名は、かねて同道を約束していた伯父の家に、家来の太郎冠者を使いにやります。
そこで盛大にもてなされた太郎冠者は、返礼に八島の合戦における那須与一の逸話を舞い語り、
その褒美に素襖を与えられます。
太郎冠者の帰りが遅いのを心配していた主人は、千鳥足の太郎冠者をみてひどく立腹しますが、
太郎冠者は何かを隠している様子。
出演者
太郎冠者 中村又之助
姫御寮 澤村伊助
次郎冠者 尾上音近
三郎吾 尾上音蔵
鈍太郎 中村吉二郎
大名某 坂東彌風
苦手な松羽物。
ただ、例外は太郎冠者と次郎冠者が登場する作品。
観るの初めてだと思うけど、酒好き太郎冠者の魅力満点な作品。
「伊勢音頭恋寝刃」
古市油屋店先の場
同 奥庭の場
【ものがたり】
伊勢の御師福岡貢は、旧主である今田万次郎のために蜂須賀家の重宝である「青江下坂」の刀とその折紙(鑑定書)を探し求めています。
曲折の末、下坂の刀を手に入れた貢は、刀を渡そうと万次郎を訪ねて油屋へ来ますが、刀をすり替えられ、また馴染みの遊女お紺にも愛想尽かしをされてしまいます。
仲居の万野や、万次郎を陥れようとしている徳島岩次、藍玉屋北六らによって、満座の中で嘲笑される貢。
そして刀がすり替えられたと知った貢の怒りが頂点に達した時……事件は起こります。
出演者
福岡貢 中村梅秋
料理人喜助 坂東八重之
今田万次郎 尾上音二郎
油屋お鹿 中村吉六
油屋お岸 澤村伊助
徳島岩次実は藍玉屋北六 市川瀧昇
藍玉屋北六実は徳島岩次 中村翫祐
藍玉屋次郎助 中村吉助
若い者 尾上音之助
同 市川河童
同 尾上音近
仲居 中村芝のぶ
同 中村京珠
同 大谷桂太郎
仲居千野 中村蝶次
仲居万野 片岡松寿
油屋お紺 尾上みどり
福岡貢演じる中村梅秋さん二枚目というか可愛らしかった。
何か可愛いなぁ~。と思いつつ後半重宝の刀の妖惑わされる辺りが可愛らしさが故に良かった。
中居千野演じる中村蝶次さんこれから楽しみかも。
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