吉例顔見世大歌舞伎 十一世市川團十郎五十年祭 夜の部 [歌舞伎]
2015年11月1日(日)~2015年11月25日(水)@歌舞伎座
2015年11月14日(土)16:30 3階西の4番
海老蔵さんの長男堀越勸玄くん初お目見得を観たくてチケット争奪戦に挑んだ。
ぎりぎりチケット取れて良かった!
【ものがたり】公式HPより
祭り囃子が賑わう中、芸者や鳶頭たちによる華やかな踊りが繰り広げられます。
出演者
芸者お藤 藤十郎
鳶頭梅吉 梅 玉
鳶頭染吉 染五郎
鳶頭松吉 松 緑
○
海老蔵
初お目見得堀越勸玄
(海老蔵長男)
家 橘
市 蔵
九團次
右之助
仁左衛門
菊五郎
賑々しい感じでお祝い的な作品。
出演時間は僅かかも知れないけれど、1歳の子が25日間勤めるのは大変だと思う。
ちょっぴりお疲れ気味かな?と思ったけれど、可愛らしくて次ぎ観られるのは襲名?
芝のぶさんは手古舞おやゑで出演。
「元禄忠臣蔵 仙石屋敷」
【ものがたり】
宿敵吉良上野介の首を討ちとり、本懐を遂げた赤穂浪士たち。浪士大石内蔵助は、家臣を仙石伯耆守(ほうきのかみ)の屋敷へ向かわせ、敵討ちの始末を届け出ます。詳細を聞いた伯耆守はその労をねぎらい、老中たちに討ち入りの一件を報告すべく登城します。その日の夜、仙石屋敷に内蔵助をはじめ、浪士たちが集まり、伯耆守らの尋問に答えます。浪士たちは諸家へのお預けが決まり、内蔵助は別々の屋敷に預けられる息子主税との別れを惜しむのでした。
出演者
大石内蔵助 仁左衛門
堀部安兵衛 権十郎
間十次郎 松 江
富森助右衛門 亀 寿
大高源吾 亀 鶴
磯貝十郎左衛門 児太郎
大石主税 千之助
伴得介 梅 丸
谷土源七 橘太郎
不破数右衛門 松之助
吉田忠左衛門 市 蔵
桑名武右衛門 秀 調
鈴木源五右衛門 家 橘
仙石伯耆守 梅 玉
見応えのある作品。
忠臣蔵好きなんだけど、主君である浅野内匠頭の短慮が原因で(もちろん今までの経緯や人間としての我慢の要領が超えたとしても)家来や民が迷惑を被っている。
そんな主君のために仇討ちを2年掛けて実行したのか時代の違いもありいまいち理解できていない。
仇討ちを行った後を描いた作品。
内蔵助の台詞で「主君の本懐を遂げるための仇討ち」と赤穂浪士が47人になったことについての台詞は私が忠臣蔵に対するモヤモヤを少しだけ払拭させてくれた台詞。
また、観られる機会があれば良いな。
歌舞伎十八番の内「勧進帳」
【ものがたり】
兄頼朝と不和になり、都を逃れた源義経は、武蔵坊弁慶ら家来とともに姿を変えて奥州平泉を目指します。その道中、一行は加賀国安宅の関で、関守富樫左衛門の詮議を受けます。窮地に立たされた弁慶は、自分たちが東大寺勧進の山伏である証拠として、白紙の巻物を取り出すと、勧進帳と偽り読み始めます。さらに、主君を命懸けで守るため義経を打擲(ちょうちゃく)する弁慶。富樫はその心情に打たれ、一行が義経たちだと見破りながらも、関所の通行を許すのでした。
出演者
武蔵坊弁慶 幸四郎
源義経 松 緑
亀井六郎 友右衛門
片岡八郎 高麗蔵
駿河次郎 宗之助
常陸坊海尊 錦 吾
太刀持音若 左 近
富樫左衛門 染五郎
義経役が松緑さんで驚いた。
この作品の義経女形さん以外で観たことない。
ダイエットしているのかな?
あまりの変貌にびっくり以外の言葉がない。
瞳のぎらぎら感を役のために抑えているのかもしれないけれど、なんか心配な感じ。
【ものがたり】
河内山宗俊は、上野寛永寺からの使僧と身分を偽り、松江出雲守の屋敷へ単身乗り込みます。出雲守は、腰元奉公をする質屋上州屋の娘浪路を我がものにしようとしましたが、なびかないことに立腹し、浪路を手討ちにしようとしていました。悪巧みに長けた河内山は上州屋からこの窮状を聞きつけ、金目当てに奪還を引き受けたのです。渋る出雲守を見事説得し、屋敷を引き揚げようとする河内山でしたが…。
出演者
河内山宗俊 海老蔵
高木小左衛門 左團次
宮崎数馬 九團次
腰元浪路 梅 丸
北村大膳 市 蔵
松江出雲守 梅 玉
海老蔵さんの河内山僧侶としての品はあるけど、悪事を大胆に行う河内山の肝の太さはまだかな?
きっと太さは年齢を重ねると出てくる物なのかな?
でも、なかなか好みな河内山かも。
芝のぶさんは腰元で出演。
波路役の梅丸くんが私の席から見えず残念。
取れた席が3階の西なので全く花道が観られない。
想像力を働かせる時間が長いので、この席3階A席で良いのかな?と毎回思う。
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