四谷怪談 [歌舞伎]
2016年6月6日(月)~2016年6月29日(水)Bunkamuraシアターコクーン
2016年6月18日(土)17:00 1階WA列8番
序 幕 浅草観音額堂の場
同・按摩宅悦内の場
浅草観音裏田圃の場
雑司ヶ谷四ッ谷町、伊右衛門浪宅の場
伊藤喜兵衛宅の場
元の伊右衛門浪宅の場
二幕目 浅草観音額堂の場
同・按摩宅悦内の場
浅草観音裏田圃の場
雑司ヶ谷四ッ谷町、伊右衛門浪宅の場
伊藤喜兵衛宅の場
元の伊右衛門浪宅の場
【ものがたり】公式HPより
刹那的に己の欲に生きる伊右衛門、直助権兵衛、男たちに翻弄され哀しき運命を辿るお袖、そして怨みをつのらせ亡霊となって復讐するお岩。
「忠臣蔵」の世界を背景に本能と欲が渦巻く混沌たる物語…
出演者
民谷伊右衛門 中村 獅 童
お袖 中村 七之助
直助権兵衛 中村 勘九郎
小仏小平 中村 国 生
お梅 中村 鶴 松
四谷左門 真那胡 敬二
仏孫兵衛 大森 博 史
伊藤喜兵衛/お熊 笹野 高 史
小汐田又之丞 首藤 康 之
按摩宅悦 片岡 亀 蔵
お岩/佐藤与茂七 中村 扇 雀
作:四世鶴屋南北
演出・美術:串田和美
自分が観る作品は、観終わるまでネット上などの感想読まないようにしている。
たまたま読んでしまったネット上の感想とか知人の感想とかあまり良くなかった。
『四谷怪談』に「北番」「南番」の2種類あること今回初めて知った。
確か「南番」歌舞伎座で観たような気がする。
「北番」は昨年新国立劇場で観ているので、歌舞伎を含め両作品知らず知らず観ているみたい。
一緒に観に行く友人がベンチシートで観たい!と要望があり奮発した。
友人の縁などのお蔭で、最前列センター、通路側のチケット取っていただいた。
感謝・感謝
舞台が低いので目の前だし、通路通るし迫力満点。
役者が通路通るときぶつかる。と思ってぶつかることはないと思うが思わず避けた。
お岩さんが愛おしく可愛い。
お歯黒して髪をすく辺り儚い。
扇雀さんの立役あまり観る機会ないが、茂七も含め扇雀さんの立役色気があり好き。
勘九郎さんのお尻綺麗だった。
鶴松さんが可愛すぎて満足。
最後の演出があっさりし過ぎて「え!終わり?」と思う部分はあった。
情念・人の嫌らしさだけではないように感じた。
お岩とお袖の心情がとても丁寧に描かれていた。
塩冶家がお取り潰しになり浪人の家族ではあるが、武士の娘としてのプライドとプライドだけでは生きていけない悲しさ。
人の優しさにつけ込んで。な部分もありつつお岩・お袖の姉妹愛・家族愛が深く感じた。
江戸と現代。
サラリーマンとか現代の人は何を描きたいのだろう?
かなり疑問。
きっと何かあるのだろう?
音楽とっても良かった。
心情が私にはより伝わった気がした。
ねずみの登場は驚きを隠せず、危うく声をあげそうになった。
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