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insider-hedge2- [観劇]

風琴工房『insider-hedge2-
2016年7月21日(木)~2016年7月31日(日)@下北沢ハーフムーンホール
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2016年7月29日(金)19:30 整理番号付き自由席

下北沢ハーフムーンホール
初めてお邪魔するホール。
下北沢駅の北口住宅地にある多目的ホール。
個人宅の表札があり、自宅兼ホール?
地図読めない私は、彷徨い到着できない気もしたが、何とか彷徨うことなく到着できた。

【ものがたり】公式HPより

立ち上げから3年。

マチュリティパートナーズは様々な案件を成功させ、一躍時代の寵児となっていた。
そのマチュリティパートナーズに、証券取引等監視委員会の特別調査が入る。

そこであらわになるインサイダー取引の可能性。そんなことが起こるとはまったく予測していなかった社内は激震する。

理想に燃えていたはずのひとりの男が墜ちていく金融の暗い穴を調査官との息迫る攻防のなかに描く。

出演者
・Maturity Pathners
茂木正彦  佐藤誓
加治崇之  井上裕朗
井戸田甫  根津茂尚
片桐章介  佐野功
日向岳人  照井健仁

・金融庁証券取引等監視委員会
泉田俊一  小平伸一郎
辰己竜平  板垣雄亮
助川恒存  杉木隆幸
犬倉保  藤尾姦太郎

戯曲・演出・宣伝美術:詩森ろば

風琴工房を初めて観たのが3年前の前編『hedge
観劇仲間に当時役者されていた方が客演しているから観に行かない?と誘われ初観劇。
3年の月日が経過し、うろ覚えが多い。金融用語いっぱいで分からないことたくさんあったが、次は?次は?と展開が楽しくて、ワクワクしながら観ていた。
それ以降時間があえば風琴工房を観ている。
とにかく熱くて、クオリティが高い作品の続編。
前編は金融用語を事前に用紙で配布したし、劇中にテロップが流れたけど難しくて困った。
今回は、『hedge』の回想シーンを劇中でやりつつ、作品のテーマ「insider」や「TOB」の金融用語や「金融庁証券取引等監視委員会 特別調査」について作品の中で説明してくれたのでとっても分かりやすかった。
『hedge』のメンバーは役者を辞められた方もいるのでキャストが一部代わった。
が、マチュリティーパートナーの4人は変わらずだし回想シーン挟んでくれたので、『insider』を観ながら振り返りも出来た。

最近、クラウドファンディングは割と目に付くようになったが、バイアウト・ファンドは庶民の私には用事がない世界。

『hedge』も同じく金融がテーマ。
最初の案件であるクレーン会社のカイトをより良い会社として再生させようという熱さが物凄く気持ち良かった。
タイトルが『insider』なので、前編のように気持ち良く終わらないと分かっていた。
金融業の端くれで末端で働いていた私だってinsiderは絶対にダメなこと知っている。
そして、お金は微笑んでくれるけど、お金は人を変える。お金が人を変える。のたくさん見てきた。

自白が潔かったし、自白に至るまでの変貌もあり観ていて辛くて仕方がなかった。
仕事のお金を自分のお金って思った時点で金融には携わってはいけない。
でも…がお金マジック。

けじめというか、
逃げたというか、
何も語らなかった。
続々編は観られないだろうな。

『hedge』を観ていたから余計に何も語らずなぜ逝ってしまうんだ!と怒りと悲しみを感じた。
自分のお金じゃなく、会社でもないけど、ホワイトナイトとして企業の中に入り低迷する企業を再生させる。
結果、投資家・再生した企業・自社全てが利益を得る。
巨額のお金が動くし、お金だけではなく人の心も動く。
金融ドラマだけど、ヒューマンドラマだと思う。
もっと!もっと!が起した結果なんだろう。
悔しくて、悲しい。金融の作品を観て感じる気持ちとしてはおかしいのかな?


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