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ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~ [観劇]

cube Presents『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~
東京公演:2016年7月24日(日)~2016年8月21日(日)@下北沢本多劇場
北九州公演:2016年8月27日(土)~2016年8月28日(日)@北九州芸術劇場 中劇場
大阪公演:2016年9月1日(木)~2016年9月4日(日)@梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
新潟公演:2016年9月10日(土)~2016年9月11日(日)@りゅ~とぴあ劇場
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ヒトラーちらし.jpg

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2016年8月12日(金)19:00 D列12番

出演者
古田新太  名探偵アラータ弁護士/アドルフ・ヒトラー/インド・ガリレイ
成海璃子  アンネ・フランク/ユダヤ人/妖女ゴルゴンゾーラ/動物園の女
賀来賢人  ガブリエル/ユダヤ人/側近/そば屋/飼育員
大倉孝二  神様/アンネのママ/守衛/マスター/警察官
入江雅人  アドルフ・ヒトラー/ユダヤ人//アンネの姉マルゴー/そば屋の客
八十田勇一  アンネのパパ/盗賊/ユダヤ人/側近/そば屋の客/主婦/警察官
犬山イヌ子  アルジャーノン少年/ユダヤ人/ヒトラーの母親
山西惇  平山(ガブリエルの養父)/ユダヤ人/ベッペルス/主婦/ヒトラー研究家

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

上演されるの知っていたのに最初のプレオーダーエントリー忘れる。
2次プレオーダー今日1日のみエントリーあっさり当選。
席、4列目センター。
本多劇場過去に色々芝居を観ているが、前の席に一度も座ったことがなかった。
大体、H列あたりのチケット取れることが多い。
前の席過ぎて驚いた。チケット何度も何度も「え?本当に?」と見返した。

主演、入江雅人さんと八十田勇一さんの高圧的前説。
高圧的前説なら、携帯音が鳴ったり、ビニールカサカサ雑音出来ない。はず。

「1945年 天国」から始まる。
ゆる~く緊迫感が全くないヒトラーがユダヤ人にゆる~い謝罪をとりあえずする。から始まる。
冒頭からツッコミどころ満載。
最初から最後までツッコミどころ満載。
何を書いても上演しても自由なんだなぁ~。と感心した。

新太さん演じる名探偵アラータ弁護士のパンツの中に入っているマシュマロ。
何度か客席に投げた。私の席の周りにガンガン飛んできた。
IMAG0194.jpg
もちろん、食べられないマシュマロ。

あと、2席前だったら餌食になっていた。
セット上に餌食用ピンライト仕込まれていた。
危ない。。。

作品名に偽りなし。
内容はほとんど、何もない。
最高にくだらないことをこの作品を本当に上演して大丈夫なの?と心配しながら、くだらない!
と感じつつ少々意識なくなったが、目を離せない作品。
が、笑っている。でも腹を抱えて笑う作品ではない。
笑いながら、反面。
人種を終始区別、差別している。
ユダヤ人虐殺も区別や差別から行われた史実。
作品はほとんど、何もない。となっているが、ヒトラーが行ったユダヤ人虐殺行為について、ユダヤ人に謝罪。
そして、虐殺を止めさせよう。から始まっている。
「ナンセンスな笑い」
人間とは冷酷で非情である。
笑いつつ時に脅威を感じた。
第一次世界大戦から第二次世界大戦。
ドイツ国民がなぜ?ヒトラーを総統として担ぎ上げたのか、ミュージカルなどを観て知りえた知識しかない。
役者たちが演じていることに「ほとんど、何もない。」はないと思う。
Twitterなどを読むと好意的な感想がTLに流れている。

笑いながら戸惑っている私がいた。

作品を書き上げ上演したケラさん。笑いの奥に潜む冷酷さを少しだけ感じた。

観ているときより1日経ってブログを書いている今。
恐ろしい作品を観た。という思うが強くなった。


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