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吉例顔見世大歌舞伎 昼の部 [歌舞伎]

八代目中村芝翫襲名披露 四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助 襲名披露 吉例顔見世大歌舞伎 昼の部
2016年11月1日(火)~2016年11月25日(金)@歌舞伎座
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2016年11月19日(土)11:00 3階2列37番

『芸術祭』とは一転して、ポップな襲名幕に変わった。
今回もデザインは、デザイナーの佐藤可士和さん。
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「四季三葉草」
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【ものがたり】公式HPより

 翁、千歳、三番叟が登場し、それぞれの座に就くと翁がおごそかに舞い始め、四季折々の花を読み込みながら千歳とともに連舞となります。そして三番叟が鈴を手に五穀豊穣を祈り、拍子を取りながら軽快に踊ります。最後は三人そろってめでたく舞納めるのでした。


出演者
翁  梅 玉
千歳  扇 雀
三番叟  鴈治郎


梅玉さん、鴈治郎さん、扇雀さん
お三方の舞踊を観て気品高く神々しく良いことがありそうな気がした。
襲名を祝う舞踊で良いものを観ることが出来た。


歌舞伎十八番の内 「毛抜」
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【ものがたり】

 小野春道の屋敷では家宝である小野小町の短冊が盗み出されたうえ、姫君錦の前が奇病にかかり伏せっています。そこへ、文屋豊秀の家臣粂寺弾正が、豊秀への輿入れが遅れている錦の前の様子を窺いにやって来ます。髪の毛が逆立つ姫の奇病を見て考え込んだ弾正ですが、手にした毛抜がひとりでに踊り出したことから、姫の奇病の仕掛けを見破り、悪人から小町の短冊も取り戻すと、意気揚々と引き上げていきます。


出演者
粂寺弾正  染五郎
秦秀太郎  松 也
腰元巻絹  梅 枝
小野春風  萬太郎
八剣数馬  廣太郎
錦の前  児太郎
小原万兵衛  亀 鶴
小野左衛門春道  門之助
秦民部  高麗蔵
八剣玄蕃  彌十郎


初めてかな?と思ってみていたら、かなり前に観ていた。
梅枝さん演じる揚絹の台詞「びびび」を初めて福助さんで観たときまさかのアドリブ?と驚いた記憶がある。
今回も同じく揚絹が言っていたので、アドリブじゃないのか!と驚いた。
「びびび」の台詞を聞いて福助さんを思い出した。
復帰心よりお待ち申し上げます。

「祝勢揃壽連獅子」
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【ものがたり】

 霊地清涼山の麓にある石橋では、四人の狂言師が手獅子を携え、石橋の謂れや親が仔を千尋の谷へ蹴落とすと、自力で這い上がってきた仔だけを助けるという文殊菩薩の霊獣の故事を踊って見せます。その後満開の牡丹の中、親獅子と仔獅子の精が現れ、豪放な狂いを見せ、勇壮な毛振りで舞い納めるのでした。
  

出演者
狂言師後に親獅子の精  橋之助改め芝 翫
狂言師後に仔獅子の精  国 生改め橋之助
狂言師後に仔獅子の精  宗 生改め福之助
狂言師後に仔獅子の精  宜 生改め歌之助
長楽坊  萬太郎
萬年坊  尾上右近
昌光上人  梅 玉
慶雲阿闍梨  仁左衛門
文殊菩薩  藤十郎


親子4人の連獅子。
迫力あるだろうなぁ~。でも、構成どうするんだろう?など、襲名演目の中で一番楽しみにしていた作品。
親獅子が仔獅子を谷に突き落とした後、今まで観てきた「連獅子」の中で一番仔獅子を見守る表情が優しいお父さんの表情だった。
優しさは十二分に感じたけど、厳しさを感じる事が出来なかった。
長楽坊の萬太郎さんと萬年坊の右近さん。面白くなかった。
長楽坊と萬年坊の駆け引き毎回ゲラゲラ笑っていたのに一気に睡魔に襲われた。
何とか睡魔と格闘して、楽しみだった毛振り。
親子4人の息がぴったりで一糸乱れぬ毛振り。
構成は台も赤から白い橋に変わり、横並びではなく、芝翫さんの前に橋之助さん。
芝翫さんが中央で上手福之助さん、下手歌之助さん。
迫力は欠けていたけど、仲の良い家族感が伝わってきた。
親獅子の威厳とスピード感が加わったら最強じゃないかしら?
近い内でもう一度観たい。


「加賀鳶」
本郷木戸前勢揃いより赤門捕物まで
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【ものがたり】

 本郷界隈の人々は、大名火消しの加賀鳶と旗本配下の定火消しとの喧嘩を恐れて木戸を閉め切っています。ここへ鳶頭の松蔵をはじめ若い加賀鳶たちが勢揃いしますが、親分の梅吉がこれを止めてその場を収めます。一方、盲長屋に住む竹垣道玄は、実直な按摩を装っていますが、実は人殺しも厭わない悪党ぶり。姪のお朝が奉公先の旦那に金を恵んでもらったことから悪巧みを思いつきます。伊勢屋へやって来た道玄は、店先で主人を脅しますが、そこに松蔵が現れて…。

出演者
天神町梅吉/竹垣道玄  幸四郎
女按摩お兼  秀太郎
春木町巳之助   染五郎
魁勇次  松 也
虎屋竹五郎  巳之助
磐石石松  尾上右近
お朝  児太郎
数珠玉房吉  国 生改め橋之助
御守殿門次  宗 生改め福之助
昼ッ子尾之吉  宜 生改め歌之助
道玄女房おせつ  芝喜松改め梅 花
おつめ婆  歌女之丞
伊勢屋与兵衛  錦 吾
金助町兼五郎       男女蔵
妻恋音吉  松 江
天狗杉松  亀 蔵
御神輿弥太郎  友右衛門
雷五郎次  左團次
日蔭町松蔵  梅 玉


序幕は粋な鳶の喧嘩で始まった。
粋な話なのかな?とワクワクしていたら一転。実直な按摩と思ったら極悪非道なくず男の話に変わった。
幸四郎さん道玄役似合う。
秀太郎さんが演じるお兼は艶っぽくて色っぽい。
話しとしては、江戸の町には粋な鳶頭や鳶もいれば、極悪非道な人もいろいろ住んでいるよ!と言う話なのかな?
火のないところに煙は立たない。面白いお話だったけど、四幕六場の長い話最後に観るのは体力的に厳しかった。

今回は、職場の先輩とお母様と私の母と4人で鑑賞。
母の誕生日プレゼントとして準備していたが、先月手術をしたことと腰の痛みなどで強めの鎮痛剤を服用し自宅で寝ていることが多くなった。
久しぶりの遠出だったので疲れたかな?
職場の先輩親子にもご迷惑をかけてしまった。楽しかったと言ってくれたので良かったけど、タイミング悪かったかも。
普段、一人や友人と観に行くときは木挽町広場でお弁当もしくはコンビニ弁当で済ませるけど、せっかく歌舞伎座行くんだから豪華ランチにしたい!と先輩からの申し出で、花篭でお弁当を予約した。
私的には、お高めランチだったけど一度は!と思っていたので良いことにしよう。

ステーキ丼
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