『足跡姫』~時代錯誤冬幽霊~ [観劇]
NODA・MAP第21回公演『足跡姫』~時代錯誤冬幽霊~
2017年1月21日(水)~2017年3月12日(日)@東京芸術劇場 プレイハウス
出演者
三、四代目出雲阿国 宮沢りえ
寂しがり屋サルワカ 妻夫木聡
死体、売れない幽霊小説家 古田新太
戯けもの 佐藤隆太
踊り子ヤワハダ 鈴木杏
万歳三唱太夫 池谷のぶえ
伊達の十役人 中村扇雀
腑分けもの 野田秀樹
他
囃子 田中傳左衛門
囃子 望月太喜十朗
笛 田中傳三郎
作・演出:野田秀樹
久しぶりの野田地図。
始めて野田地図を観たとき難解すぎて挫折した。
公演情報が発表され、勘三郎さんへのオマージュはずっと引っかかっていた。
挫折が響いてチケット取る勇気出なかった。
1月終わりにチケット取れます。のご連絡があり、
日程があえば縁だと思った。日程があい観ることになった。
公演間際にチケットお願いしたのに花道近くの良席に感謝。
役者など生身の人が名前を襲名したとしても芸を引き継いでもやはり一代限り。
同じもの・こと・かたちを観ることは出来ない。
野田さんの世界観を良く分からないこともあり、勘三郎さんへのオマージュ理解できなかった。
宮沢りえさん演じる出雲阿国が亡くなり、弟のサルワカが初代サルワカ勘三郎となる。
今月の歌舞伎座の興行は『猿若祭二月大歌舞伎』で勘三郎さんのお孫さんが勘太郎と長三郎を襲名をしている。
偶然なのか必然なのか。
野田さんが勘三郎さんが入院中話していたことをちらしなどに書かれている。
「肉体の芸術」を作品から感じることが多少できたから勘三郎さんへのオマージュは体感できたのかな?
どうなんだろう?
勘三郎さんと同じ時代を歩んできた扇雀さんが出演している。
様々な役?を演じ出雲阿国と関わっている。
難解すぎて頭を抱えることはなかったし、面白かった。
一幕の終わりの墨のあしアート綺麗でへーっと思いながら観ていた。
十八代目中村勘三郎をホンの数年しか観られなかった。
観られないよりは観られたんだから良かったと思う。
あの時、ひょいっと歌舞伎を観ようと足を運んだこと今と思えばこれも縁。
「肉体の芸術」その時しか観られない。
だから縁とか自身の感覚とか嗅覚とか信じて繋げていきたいと思う。
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