SSブログ

宝塚BOYS [ミュージカル]

宝塚BOYS
東京公演:2008年8月1日(金)~2008年8月31日(日) @シアタークリエ
兵庫公演:2008年9月2日(火)~2008年9月4日(木) @兵庫県立芸術文化センター・中ホール
名古屋公演:2008年9月6日(土)~2008年9月7日(日) @愛知厚生年金会館
img117.jpg

CIMG2747.JPG

2008年8月20日(水) 13:30
5列29番

【ものがたり】公式HPより

昭和20年秋・・・第二次世界大戦が終わったばかりの激動の時代。
幼い頃から宝塚の舞台に憧れていた若者・上原金蔵は、一枚の召集令状で青春を失い、今度は自らの書いた手紙で、人生を変えようとしていた。
手紙の宛先は宝塚歌劇団創始者・小林一三。内容は宝塚歌劇団への男性登用を訴えるものだった。
折りよく小林一三も、いずれは男子も含めた本格的な“国民劇”を、と考えていたのだ。
そうしてその年の12月に集まったメンバーは、上原をはじめ、電気屋の竹内重雄、宝塚のオーケストラメンバーだった太田川剛、旅芸人の息子・長谷川好弥、闇市の愚連隊だった山田浩二、現役のダンサー・星野丈治、と個性豊かな面々だった。
宝塚歌劇男子部第一期生として集められた彼らだったが、劇団内、観客などの大半が男子部に反対だ。前途多難が予想される彼らの担当者として歌劇団から、池田和也が派遣されていた。
池田の口からは、「“清く正しく美しく”の歌劇団内では生徒といっさい口をきいてはならない。」「訓練期間は2年。その間、実力を認められるものは2年を待たずに仕事を与える。」と厳しい言葉が語られた。
それでも男子部のメンバーはいつか大劇場の舞台に立てることを信じ、声楽・バレエ・・・とレッスンに明け暮れる日々が始まった。
報われぬ稽古の日々が一年近く続く中、やっと与えられた役は・・・馬の足・・・。そして男子部の存在を否定するかのような事件が起こり、彼らの心中は揺れ動く。
そんな中、新人・竹田幹夫が入って来る。
月日は流れて行く。やり切れない想いをかかえながらも、日々のレッスンに励む男子部の面々。しかしながら、彼らの出番は相変わらずの馬の足と陰コーラス。プログラムに名前すら載らない。それどころか、男子部反対の声はますます高まり、孤立無援の状況。そんな彼らをいつも暖かく見守ってくれるのは寮でまかないの世話をしてくれる、君原佳枝だけだ。

そんなある日、彼らの元に宝塚男女合同公演の計画が持ち上がった。
喜びにわく彼らだったが・・・・・・。


出演者
葛山 信吾  竹内 重雄
吉野 圭吾  星野 丈治
柳家 花緑  上原 金蔵
山内 圭哉  太田川 剛
猪野  学  山田 浩二
瀬川  亮  長谷川好弥
森本 亮治  竹田 幹夫
初風  諄  君原 佳枝
山路 和弘  池田 和也

原案:辻  則彦

男たちの宝塚―夢を追った研究生の半世紀 (のじぎく文庫)

男たちの宝塚―夢を追った研究生の半世紀 (のじぎく文庫)

  • 作者: 辻 則彦
  • 出版社/メーカー: 神戸新聞総合出版センター
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本


脚本:中島 淳彦
演出:鈴木 裕美

戦闘機の飛び交う音に、玉音放送。
戦争が終演した年の12/1に宝塚男子部が誕生。

初演の評判が良かったので、観に行った。
男子部が解散したことも、大劇場に立てなかった事も知っていて観ていたけれど、
役者として多少仕事はあったとしても、戦争と言う自分の力ではどうにもならない時代の渦に巻き込まれ、終戦をしてやっと夢を見るのを許されるようになったのに、飼い殺し状態になり、結局夢は叶わなかった。
男子部解散を言い渡された時に、「二度目の終戦記念日」だと。

東宝が製作して、シアタークリエの目の前が、東京とは言え、東京宝塚劇場でなんと惨すぎるんだと。
CIMG2754.JPG


大階段での現実では叶わなかった、宝塚BOYSのすみれの花咲く頃などのレビューを観て、宝塚歌劇団と一緒にやっていたら上手く行っていたかは、分からないけれど、飼い殺しや解散ではなく、違う何かが出来たんじゃないかと思ってしまった。
CIMG2753.JPG

レビューとかが中心にやるのかと思っていたら、レビューをしたのはラストしかも真実ではなく、彼らの夢の中のみ。
そのレビューはかっこ良かったけれど、作品としてはかなりシビアで、こんなに泣くなんて思わなかった。
夢は見るものじゃなくて、掴むものかも知れないし、努力はいつか実となり苦しかった日々が良き思い出になる時がくるかもしれないけど、や~辛い。
努力をしたってどうする事も出来ない事があるって、分かってはいるけれどこんな仕打ちがあるんだろうか?

それにしても、東宝チケットの先行で取ると端か後方の真ん中になるのは何故?


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。