十二月大歌舞伎 昼の部

『十二月大歌舞伎』
2009年12月2日（水）～2009年12月26日（土）＠歌舞伎座

 

2009年12月26日（土）昼の部　3階西2列13番 

【ものがたり】歌舞伎美人HPより

操り三番叟（あやつりさんばそう）

翁（獅童）と千歳（鶴松）が現れ、厳かに舞い始めます。翁と千歳が舞い納めてその場を去ると、後見（松也）が箱から糸操りの三番叟（勘太郎）の人形を運び出し糸を操ると三番叟が動き出します。　三番叟は五穀豊穣を祈って「揉の段」「鈴の段」を目出度く舞い納めるのでした。

出演者

三番叟　　勘太郎
後見　　松　也
千歳　　鶴　松　
翁　　獅　童

絶対に寝る作品だなぁ～と思って観ていたら（思うな…）
操り人形に扮した勘太郎くんの動きを見ていて、面白い面白い。
後見の松也くんの動きは、残念ながら席的な問題で見られなかったのが残念だけれど、
本当に操り人形のように動いていて、全体を見られていたらもっと面白かっただろうなぁ～と思う。

【ものがたり】歌舞伎美人HPより

野崎村（のざきむら）
　

野崎村に住む娘お光（福助）は、父の久作（彌十郎）の養子で、かねてから慕う久松（橋之助）との祝言が、決まったので嬉しさを隠せない様子。久松は武家の子息でしたが、家名が断絶となり、縁のある久作にお光と兄妹同然に育てられ、大坂の質屋、油屋へ丁稚奉公に出されていました。久松は油屋の娘、お染（孝太郎）と恋仲となりますが、店の金を盗んだと疑われ、久作の家に戻されていたのです。　そこへ、お染が久松に会いにやってきます。お染は久松と添えないなら自害すると言い久松も心中を決意しますが、久作が別れるよう親身に諭すので、二人は別れを決心します。久作が久松と祝言を挙げさせようとお光を呼ぶと、お光は尼の姿。二人の覚悟を知り、お光は自身が身を引く事にしたのです。後を追ってきたお染の母、後家のお常（秀調）に、店に戻ることを許された久松とお染が、大坂へと帰って行く姿を、お光は涙ながらに見送るのでした。

出演者

お光　　福　助　
お染　　孝太郎
後家お常　　秀　調
久作　　彌十郎
久松　　橋之助

物凄く悲しいお話。
結婚当日に実は、婚約者に好きな人がいてと言う事が分かる。
おきゃんな田舎の娘だったのに、全てを理解をして尼の世界に入るなんて、現在の14.5歳だったらと言うか、現代では無理だろうなぁ～と思いながら見ていた。
昔はそう言う物だったのであろうか？それとも女性を美化しすぎ？？？

【ものがたり】歌舞伎美人HPより

新古演劇十種の内　身替座禅（みがわりざぜん ）

大名の山蔭右京（勘三郎）は深い仲となった遊女、花子が都へやって来たので会いに行きたいと思案しています。しかし、奥方の玉の井（三津五郎）が片時も傍を離れないので、会いに行く事が出来ません。一計を案じた右京は、侍女（巳之助、新悟）を引き連れた玉の井に懇願し、持仏堂に一晩籠ることを許されます。　ところが右京は太郎冠者（染五郎）に座禅衾を被せると、花子の元へと向かうのでした。

出演者

山蔭右京　　勘三郎
太郎冠者　　染五郎
侍女千枝　　巳之助
侍女小枝　　新　悟
奥方玉の井　　三津五郎

何時の世も女性強のお話。
玉の井役は、通常立ち役の方が演じるとイヤホンガイドで説明をしていた。
何でかの説明は無かったけれど、三津五郎さんどうみてもお面にしか見えないメイクをしていた。
この作品は、現代に通じるものがあるなぁ～

【ものがたり】歌舞伎美人HPより

大江戸りびんぐでっど（おおえどりびんぐでっど）

舞台をはじめ映画やテレビで大活躍の宮藤官九郎が初めて歌舞伎の作、演出を手掛けます。

出演者
半助　　染五郎
お葉　　七之助
大工の辰　　勘太郎
根岸肥前守　　彌十郎
遣手お菊　　萬次郎
丁兵衛　　市　蔵
与兵衛　　亀　蔵
佐平次　　井之上隆志
紙屑屋久六　　猿　弥
和尚実は死神　　獅　童
石坂段右衛門　　橋之助
女郎お染　　扇　雀
女郎喜瀬川　　福　助
四十郎　　三津五郎
新吉　　勘三郎

面白かったけれど、新感線で観たらもっと面白いだろうなぁ～と思いながら見ていた。
歌舞伎の要素は入っているのかも知れないし、新しいものを作りたいというのは分かるけれど、席を立つ方も上から見ていたら結構いらしたので、歌舞伎で観るものではないなと言うのが私の感想。
これまた席的な問題で、芝のぶさんが声は聞こえるけれど、観られないと言う残念な状態で、
でも、観えた時は、普段の歌舞伎では観られない活発な女将さんを演じていて、どの役を演じていてもハマるかただなぁ～と改めて実感。

タグ：歌舞伎座さよなら公演　十二月大歌舞伎　歌舞伎座

コメント 1

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by モバゲー (2010-05-20 10:47)