SSブログ

八月納涼歌舞伎 第三部 [歌舞伎]

八月納涼歌舞伎 第三部
2016年8月9日(火)~2016年8月28日(日)@歌舞伎座
img404.jpg

CIMG1971.JPG
2016年8月20日(土)18:00 3階3列33番

チケット発売時、芝のぶさん『納涼歌舞伎』に出演するだろうなぁ~?予想するもどの演目に出演するか分からない。
芝のぶさんの出演発表を待っていると3階A席のチケットが取れなくなる。
演目を見て私が観たい!と思った第二部のチケットを購入。
7/25付けのブログに出演演目とお役発表。
第三部の「廓噺山名屋浦里」に花魁初菊を演じると書いてあった。
一般発売後も一等席は残っているけど、お財布的に難しいし無理。
ナントかぁーならないかな?と願って動いて、人の手を借りて、8/8に第三部3階A席のチケットが手元にやってきた!
お力添え頂いた皆様。本当にありがとうございました。

「新古演劇十種の内 土蜘」
CIMG1977.JPG

【ものがたり】HPより

 病の床に伏せる源頼光のもとへ、典薬頭の薬を届けに侍女の胡蝶がやって来ます。頼光の所望に従い胡蝶が紅葉の様子を物語ると、頼光は一時病のことを忘れます。その後、胡蝶が去り再び苦しむ頼光の前に、どこからともなく智籌と名のる僧が現れ、病平癒の祈念を申し出ます。しかし、灯下に映る智籌の怪しい影に気づき頼光が刀で斬りつけると、土蜘の精の本性を顕し消え失せます。そして館の庭では番卒たちが土蜘退治を祈願し、巫子は諫めの舞を舞い始めます。一方、土蜘退治に向かう保昌が四天王とともに智籌の血潮を辿り東寺の裏手に着くと…。

出演者
叡山の僧智籌実は土蜘の精  橋之助
平井左衛門尉保昌  獅 童
源頼光  七之助
巫女榊  児太郎
渡辺源次綱  国 生
坂田主馬之丞公時  宗 生
碓井靭負之丞貞光  宜 生
卜部勘解由季武  鶴 松
太刀持音若  團 子
石神実は小姓四郎吾  波野哲之
番卒藤内  巳之助
番卒次郎  勘九郎
番卒太郎  猿之助
侍女胡蝶  扇 雀

太郎冠者も次郎冠者もいない松羽目物確実に寝る自信があった。
日々、首肩足痛いのに台風でより痛い。
絶好の睡眠演目(;゚ロ゚)
お昼peanuts Cafeでランチして18時開演なのに第二部開場間際に歌舞伎座着。
銀座ブラブラとか歌舞伎座周辺プラプラとか散歩しようか考えたが、暑いし、体痛いしで散歩計画無理なので止めた。
木挽町広場の中にあるTully'sで時間潰しした。
時間持て余すなぁー。ここで時間潰したら確実に疲れるし寝るなぁ~と思っていた。
Tully's様ごめんなさい。2時間ほど爆睡していました。
2時間ほどの爆睡が結果良かった。

七之助さんの源頼光と團子さんの太刀持音若と獅童さんの保昌と侍女胡蝶の登場シーンが静かで危なかった。
番卒の猿之助さん、勘九郎さん、巳之助さんが登場あたりから面白い予感がした。
途中面白人形?(イヤホンガイド借りなかったので良く分かっていなかった)動きが可愛らしい人形だよね?と観ていたら歩き出した。しかもしっかりとした足取りで。
え?何で?糸とか棒はどこ?と思ってみていたら、哲之くんだった!
びっくりしたぁ~。2歳とは思えない堂々とした立ち振る舞い。
来年2月の中村長三郎襲名一層楽しみになった。
高僧ではなく土蜘の精だった橋之助さん。
千筋の糸びゅーびゅー投げて後見さんが巻き取り回収。
後見さんの目の動き好き。(目の動きを観られる席に座ったことあまりないが…)
芝喜松さんが急に土蜘の精より早く走り出し千筋の糸をもぎ取り?巻き取る姿を観てカッコ良すぎて急に観るの楽しくなってきた。
演者さんの動きを一挙手一投足見逃さず動く後見さん。演者さんとの信頼関係が垣間見えて気持ちが良い。
結果、一度も寝ることなく観ることができた。

「廓噺山名屋浦里」
CIMG1978.JPG

【ものがたり】

 江戸留守居役の寄合で、江戸の流儀に馴染めぬ酒井は、次回は自分の役宅で国の行く末を語り合おうと提案します。しかし、次回は互いに馴染みの遊女を紹介する趣向だと告げられたうえ、国元の踊りを笑われ、主君の悪口まで言われた酒井は、次回は自分も馴染みの女を紹介すると言い切ります。その直後、吉原一の花魁、山名屋浦里と偶然に出会った酒井は、ある決意をして山名屋へ乗り込むと、主人の平兵衛に、浦里に会わせてもらいたいと懇願します。丁重に廓の掟を説く平兵衛らのもとに、意外な人物が姿を現し…。

出演者
酒井宗十郎  勘九郎
花魁浦里  七之助
牛太郎の友蔵  駿河太郎
留守居役田中  亀 蔵
留守居役秋山  彌十郎
山名屋平兵衛  扇 雀

笑福亭鶴瓶さんの新作落語を歌舞伎にした作品。
鶴瓶さん今日観にいらしていた。
お祭り的な新作歌舞伎面白いと思う。
遊びすぎと思う新作歌舞伎もある。
「廓噺山名屋浦里」はこれから大歌舞伎で長く引き継がれ上演される作品だと思う。
武士の一分とか花魁が出て来て、勘九郎さん演じる酒井と七之助さん演じる浦里の描き方演じ方が人情話だと思いながら観ていた。
日頃歌舞伎を観ながら感じていることがある。
台詞を話している役者さんを引き立てる為なのか、台詞をだしていない役者さんは表情を出さない。出ていない。
友蔵を演じた駿河太郎さんは勘九郎さん、七之助さん、扇雀さんが台詞を話しているときも他の歌舞伎役者と違い表情があった。
歌舞伎の決まりごとかも知れないけど、表情を出さない芝居いまだに慣れない。
表情を出していた駿河太郎さんを歌舞伎で観て表情がある方が自然だと思った。

勘九郎さん演じる酒井は主君敬い、きっと主君からも絶対的な信頼を得て江戸留守居役を年功序列でなくお役を授かったと思う。
生真面目だからこそ花魁と廓で会うのに妻を連れてくる発想はでてこない。

七之助さんの浦里は廓ことばで話をしていると絶対に庶民が近づいてはいけない絶対的なオーラがあった。
お国言葉で話したときはひとりの恋する女性だった。

扇雀さんは女形よりも懐の深い旦那さんを演じているほうが私は好き。
山名屋平兵衛とても素敵な役だった。
羽織や釘隠しも扇雀さんの家紋だった。

芝のぶさんは花魁初菊で出演。
花魁姿観たの多分初めてかな?
出番は少なかったけど、旦那が他の女性を思ったり話したりすると拗ねたりする可愛らしい花魁。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

PEANUS Cafeつぶやきまとめ投稿 2016/08/22 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。