アヒルと鴨のコインロッカー [観劇]
2016年9月14日(水)~2016年9月19日(月・祝)@中野 ザ・ポケット
【ものがたり】HPより
「ずっと誰かが来るのを待ってたんだ」
引っ越してきたばかりの大学生・椎名は隣人の河崎と名乗る男にいきなり本屋強盗に誘われる。
ひきこもりがちな外国人のドルジ、ペットショップを経営する麗子、そして二年前に同じアパートに住んでいたという琴美……
彼等の奇妙な関係と隠された謎が明らかになる時、過去からつながる物語は終幕へと向かう
出演者
多田直人
清水由紀
細貝圭
山田ジェームス武
実川貴美子
馬渕史香
渡邊りょう
免出知之
土井玲奈
首藤健祐
- 作者: 伊坂 幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 文庫
脚本・演出:ほさかよう
原作知らない。
ずっと『アヒルと鴨のコインロッカー』って不思議な作品名だなぁ~。と思っていた。
最後まで観て作品名は理解できた。
前半は椎名と河崎のやり取りが噛み合わない。
この話はどこに向かって行くのだろう?
途中から話が逆再生になったり、戻ったり前後左右に振り回される。
原作はあってもほさかさんが脚本だから、表面は綺麗でも底に黒いものが張り付けてあるのかな?とか色々考えた。
理由が分かり始めると周りの席の方が泣き始めた。
「え?」と頭が付いて行かない私は、泣く話なのかな?と良く分からなくなった。
泣く感情は最後まで出てこなかった。
作品についていくことが精いっぱいだった。
もう一回観たらまた別の感情が湧いてくるような気もした。
作品の根底がきっと「普通」
何が普通なのか説明できない。
優しい人、何を考えているか分からない人。
ほっておけない人、見て見ぬ振りをする人。
対照的だけど、多分普通な人だと思う。
前半が分からないことが多すぎて、結末が見えてくると前半と結末を繋ぎ合わせる作業を頭が勝手にしていた。
頭と感情のコントロールが難しかった。
友人のために他の人・動物のために己を犠牲にする。美しいと思うけど綺麗すぎて苦手。
良い芝居を観た満足感も高い。
元の作品のクオリティがとても高い作品だと思った。
「え?え?う?」と引き込まれる作品だった。
じっきーが私の好きな役どころだった。
我慢する強さを持っている女性。を観られて良かった。
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