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ORANGE [観劇]

PEOPLE PUPRLE
A FIREFIGHTER
ORENGE
神戸公演:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2008年1月13日(日)・14日(月・祝)
東京公演:シアターグリーン BIG TREE THEATER
2008年1月18日(金)~2008年1月20日(日)

出演者
宇田  学  小日向士長
山根 基嗣  石丸士長
植村 好宏  高橋指令補
七條 孝夫  桜井司令
(舞夢プロ)
森下仁佐恵  山倉 亜紀士長
原田 虎鉄  杉浦司令補
川村 伸彦  山倉 隆志士長
(上新庄@ほーむシネマ)
袋小路林檎  袋小路消防士
タッシー    内藤士長
一明 一人  後藤司令補
(高級社)
柏村 有美  東士長
鎌田亜由美  夏希
駒居 美輪  優子

作・演出:宇田  学

【ものがたり】劇団HPより引用
舞台は、神戸の「湊山消防署」。ここには日々命の最前線で闘う者たちが居た。
湊山消防署の小日向や石丸は普段はふざけあったり、鍛錬しあったり、談笑しあったり、何気ない時間を過ごしていてもいざ指令が入れば自分の命をかけてでも要救助者のために災害現場に突入する。消防士なら誰もが憧れる特別救助隊員、通称「オレンジ」である彼ら。だが、10年前、大きな敗北感を味わっていた。阪神・淡路大震災。その時に起こった真実の物語が、そして今なお災害と闘い続けている消防士達の真実の姿が、明らかになる。

―――命とは。

最大のスケールで、最大のテーマに挑む。誰もが涙し、誰もが称賛した感動巨編がここに。
あなたは、いのちの輝きを目撃する――――。

希望を、仲間を、そして己を信じつづけること。

2008年1月18日(金)18:30
B列14番
石原くんが客演をずっとしていたので、ずっと観たいと思いつつ
懐が…で観にいけなかった作品。
やっと観に行けた。そして観に行けて良かった。本当に良かった。
ピーパーの作品は、2本目だけれどなんて熱い作品を宇田さんは書く人なんだ!


私は、阪神淡路大震災をテレビで見ていて、日本はどうなってしまうんだろう。
何で、もっと全国の消防・警察・自衛隊が連携できないんだろうと思ったり…
同僚達の安否は?と思ったり…
震災を利用した会社がちとイヤだったり


震災当時の話を若手にするシーン、助けられる命には限りがある。助けて欲しい側、助けたいけど諦めないといけない側。
実際に被災しなければ、分からないかもしれないけど、何がなんだか分からない状態で、みんな戦い続けた。
さっきまで、生きていたのに、助けることの出来なかった命。
震災の映像は、TVから見ていたけれど、わーわー叫ぶジャーナリスト、上空を飛ぶヘリコプターの爆音
避難所で疲れきった人たちの顔。
私は見る事しか出来なかった。新幹線で行けば3時間くらいの場所で苦しんでいるのに、所詮他人事のように、TVから流れる映像を見ていた。
ジャーナリストって肩書きがあっても、最前線には入る事が出来ない。
自分達も被災者でもあるのに、消防士だってことで、自分の事・家族の事は二の次に走り続けていたに違いない
それでも助ける事の出来なかった命。生きたい・助けたいの戦いがそこにはあった。
助けてもらえなかった側は、恨んでいるかもしれない。
助けようとした側は、もっと出来たはずだと悔やんでいるかもしれない。
舞台上ではあったけれど、目の前で苦しみ・もがき続ける消防士たちの姿が私の目の前にある。泣きつかれた…本当に泣きつかれた。私は何も知らなかったんだ。違う知ろうとしなかったんだ。
明日、私の身に降り懸かるかも知れない。その時私はどうなんだろう?

正直、震災時の事を高橋司令補が話をしてまでで終わらせた方が良かったんじゃないかと思う。
休憩後は、また日常業務の話になる。
山倉 隆志士長が初めて人命救助をした時点で先が読めてしまった。(この話は続編とかにすれば良いんじゃないかなって思うんだけれど。。。)
訴えるものの大きさがある作品だと思うし、「ORANGE」は毎年上演し続けると宇田さんは仰っている。
それだけの作品だと思うし、上演し続けて欲しいと思うが、詰め込みば良いってもんじゃないと思う。
それに、この作品に飛び道具は必要なんだろうか(袋小路消防士)
ピーパーの作品は、必ず飛び道具が出てくるのであろうか?
それとも関東人の私に分からないだけなんだろうか?私の頭が固いだけなんだろうか?(まぁ~確かに固いが)
この作品には、私は不要だと思う。このメッセージを真っ直ぐに伝える作品であった欲しいと思う。

また、来年も絶対に観よう。
この作品で出会えた事に感謝をし、自然には勝てないけれど、どうか被害を最小限に抑えるシステム。
そして、支えるシステムを構築して欲しいと切に思う。



 


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