2010年10月17日(日)9:25 J列7席 @ワーナーシネマズ新百合ヶ丘
【ものがたり】パンフレットより
時は正徳---第七代将軍・徳川家継の治世。この男女逆転の世にあって、もはや芸事と化した剣術に打ち込み、武士としての道を追い求める稀有な青年・水野祐之進。困窮した旗本である家を救うために、大奥に上がることを決意する。それは、互いに恋心を抱きながらも、身分の違いの叶わぬ恋の相手である名門薬種問屋の娘・お信への思いを断ち切るためでもあった。意気揚々と月代を剃り上げ、髷を結い、大奥に上がった水野は、これまで見たことのない数の美男が集められている大奥に驚愕する。徳川の血を絶やさぬため、一人の女将軍のもと、三千人の美男が集められたと言われる、女人禁制の男の園。“大奥”。
そこでは、将軍の求愛を求めて、日夜、才色兼ね備えた男たちの熾烈な競争が繰り広げられていた。贅を尽くした煌びやかな表向きとは裏腹に、一度足を踏み入れたら俗世に戻ること許されない闇をも併せもった世界で、男たちは、それぞれの野望を持って生きていた---不条理な世界で、容赦なく様ざまな嫌がらせの洗礼を浴びせられる新入りの水野だが、持ち前の度胸と、良い理解者である古参の先輩格・杉下の助言で窮地を切り抜けていく。
そんなある日、水野は大奥総取締・藤波のはからいで、大奥の道場で最も腕の立つ男・鶴岡と立ち会う機会を得る。美しい容姿だけでなく、素晴しい太刀筋を見せる鶴岡との対戦に心躍らせる水野は、かろうじて鶴岡を避け、互いの健闘をたたえる為に歩み寄る。しかし、差し出した手は、鶴岡のすさまじい怒りと共に拒絶されるのだった---「ここは暗い……輝くばかりの美貌や才能をもつ者たちがひしめいているというのに、皆心が暗いのだ……」
大奥の暗い一面を目の当たりにして落ち込む水野に、杉下は自らの過酷な生い立ちを語り、大奥でしか生きていけないものもいると諭すのであった。
数日後、水野は激昂した鶴岡に不意打ちを仕掛けられる。真剣を抜き、猛り狂い、襲いかかる鶴岡に対して、消して刀は抜かず、鞘での防戦一方ながら、武士の心得を説く水野の姿に、心身共に敵わないことを悟った鶴岡は、自害して果てていった---。季節は冬---。幼少で逝去した家継に代わり、紀州より第八代将軍・徳川吉宗が迎えられた。策謀の果て将軍の座を掴んだ吉宗は、武芸を好み、一人馬を走らせる男勝りな面がありながら、不況の世を憂い、質素倹約を旨に果敢に政治の、そして大奥の抜本的改革に挑む、知性に跳んだ女性でもあった。
吉宗の大奥への御目見えとなる、“総触れ”を控えたある日、水野は、藤波から将軍の“お手つき”として寵愛を受ける可能性のある、大奥のエリート中のエリート・御中臈の位へ一足飛びの昇進を告げられる。突然のことに戸惑いながらも杉下と共に昇進を喜び合う水野だった。そして、総触れの日。美男揃いの大奥で、さらに選ばれし者たちが色とりどりの裃で着飾り、御鈴廊下を埋め尽くす。そんな中、漆黒の裃に身を包んだ水野もそこに加わった。遂に、鈴の音が鳴り、今まさに将軍吉宗が姿を現そうとしていた----
大奥での絶大なる権力を狙う、藤波の企みに導かれ、“この世で最後の侠気をもった男・水野と”“この世を変える可能性を秘めた女・吉宗”が出逢う時、大奥百年の歴史が動き出す、。そこにあるのは過酷な運命か---それとも愛か---
出演者:
二宮 和也 水野祐之進
柴崎 コウ 徳川吉宗
堀北 真希 お信
大倉 忠義 鶴岡
中村 蒼 垣添
玉木 宏 松島
浅野 和之 釈迦坊主
板谷 由夏 大岡忠相
菊川 怜 間部詮房
倍賞美津子 水野頼信
竹脇 無我 祐之進の父
和久井映見 加納久通
阿部サダヲ 杉下
佐々木蔵之助 藤波
他
原作:よしなが ふみ
脚本:高橋 ナツコ
監督:金子 文紀
5年前の12月タイトルに惹かれて買った漫画がまさか5年後に映画化されるとは夢にも思っていなかった。
そして5年の月日が経ち1巻の内容をすっかり忘れ、まだ文庫として発売されていなく、メロディに掲載されたのを今回映画化されたのかなぁ~と思っていて、ついさっき人に貸すのに大奥を取り出したら何と1巻だった事に気が付き自分の記憶力のなさにがっかりした。
1年に1冊文庫化され発売される大奥を5年間読み続けて、私的には漫画のイメージを損なわず、良く描かれた作品だなぁ~と思ったんだけれど、なんせ読んだ事を忘れているくらいの人が書くんだから当てにはならない(^^ゞ
吉宗の女名は水野が大奥に入る前に恋焦がれていた女性と同じお信。
皮肉な出会いになってしまったけれど、将軍の最初の相手になった水野。
将軍の最初の相手は、(未婚の将軍)打ち首と決まっていて、それを知りながらも藤波に騙される形になりながら、お信とお信を思いながら寝屋を共にする水野。
そのシーンで泣いていた人もいたけれど、泣くことはなかったが、何だか切なかったなぁ~
柴崎コウの将軍吉宗の迫力はかっこ良かった。
いや~物凄い迫力があり、目をひきつけられるというのはこの事かぁ~と実感。
もう一度1巻読み直してから追記するかも。かもね。多分…。
その前に8月に発売された6巻購入しなくちゃ!
最近5巻買ったばかりなのに…
私購入するタイミングいつもずれている。。。